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やっぱりデリケートな仕事なんだな。 「ありがとうございます。 今回の事は俺もすごく勉強になりました。 ちゃんともっと勉強して自信持って売れるように なりたいと思います。まだ半人前なんで。」 思うまま突き進もう。例え他の奴らより 成績上げられなかったとしても。 ペコリと頭を下げるとまたくすっと笑われる。 あれ。なんか違ったかな。。 「だったら何で営業しないんだよ。 こういうのチャンスなんじゃねえのか?」 森保さんは 半ば呆れ気味にそう言った。 え。 でも。。そういうつもりじゃ。。 ちらっと桜井さんに目をやると イケイケと 目で応援してくれる。 いいのかな。 「あ・・じゃあ。。あの。コースの焼き鳥で 使ってる塩。かなりいい岩塩ですよね。」 「ああ。わざわざ取り寄せてるんだけどな。 流通が不安定でたまに手に入らなくなると 仕方なく それに近い物を使ってる。」 ああ。だからか。 何度か来た時に微妙に塩分の入り方が 違うなって思ってて。。 「うちの提携で飲食店用に塩取り扱ってるんです。 一般家庭用とは別にこだわりがある飲食店さんに 気に入って貰えるようにかなり開発には 時間をかけていて。値段も若干格安なんで 良かったら一度試して貰えると・・。」 「じゃあ持ってこいよ。」 スパンと簡単にそう言われた。 え。 逆に簡単すぎてビックリする。 ポカンと口が開いたまま コクコク頷くと ケラケラ笑われて。

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