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ああ。と桜井さんは頷き 棚から糸唐辛子を 出してくる。 「見た目はいいんですけどね。あんまり 辛くないしアクセントとしては弱いかな。と。」 頂きます。と摘み 口に入れる。 「中国産ですね。これは確かにあまり辛味無いです。 うちの国産なんですけど 試してみます? あー。ただちょっと値が張るかな。 小売用なんで量も少ないし。。品質は良いんですが。 ランチで考えると微妙かもしれないですね。」 やっぱり経費はかけたくないよな。 ましてや ランチは価格も抑える必要がある。 他に何かないかなぁ。。 うーん。。 「温玉も定番ですけど あれも好き嫌いありますから 別売トッピングにした方がいいですよね。 黄身だけでもいいかなぁ。この照り焼きに とろっとかかったら旨いでしょうけど ありきたり感あるかぁ。うーん。。難しいなぁ。。」 素人の頭じゃ限界があるよな。。 言い出したのもあるから役に立ちたかったんだけど。 森保さんと桜井さんは顔を見合わせ くすっと笑った。 ん。 なんかまたやっちゃったかな。 「相変わらず商売っ気が無い奴だな。 コッチのコスト考えてたら売れねえだろ。」 「そうですよ。ガンガン宣伝すればいいのに。」 二人は呆れたように口々にそう言って。 まあ。そうなんだけど。 「いや。でもやっぱり採算合わない物は 勧められないんで。かといって安くて 合わない物はもっと勧められないし。 でも。醤油はこの照り焼きすげえ合うと思うんで ご一考頂ければ嬉しいです。 とはいえこれだって普段使って頂いてる物より ちょっと値が張るんですけど。」

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