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「はっきり言っておくけど。ジーンをそういう風に 思った事は一度も無いし これからも無い。 従兄弟だから こうやって我慢してるけど 本当なら店に来た時点で 外に放り出してた。 涼が気を遣ってくれたから仕方なくしてるだけ。 俺は涼以外に興味がないからね。 涼を馬鹿にしたような態度を取ったのも 許してないし ちゃんと謝って欲しいくらい。 ・・もっと言って欲しい?」 冷蔵庫からビールを出し プルを開ける。 ゴクっと飲むと 苛ついた体内を冷たい液体が 通っていった。 涼。どうしたかな。 お腹空いてたみたいだし ちゃんとご飯食べたかな。 一緒に一日を終えられないのは辛い。 ひとまずLINEして・・。 携帯を取り出すと 横から手が伸び 奪い取られる。 返して。と手を出すと ブンブン首を振られた。 「・・諦めるから。。だから今夜だけは あの人に連絡しないで。一緒に居てくれるだけで いいから。そうしたらちゃんと諦めて ママの所に帰る。。」 涙で顔をグシャグシャにしてジーンはそう懇願する。 ホントかどうか わからないけど。 まあ。仕方がないか。 今更 ここに一人で置いておくのも不安が残る。 叔母さんにはくれぐれもよろしくと頼まれていて。 本当に過保護だよな。 もう親離れ子離れしたっていい筈だけど。 「わかったから。シャワー入れば。 今夜はここに一緒に泊まる。その代わり・・。」 「ちゃんと約束する! 本当だから。」 ジーンはぴょんぴょん飛び跳ねながら 嬉しそうに抱きついてくる。 嘘泣きだな。 はぁ。。 新は深いため息をつき グイッと ジーンを引き離した。

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