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プロデュースという単語と共に新の顔が 脳裏に浮かび ジーンが絡みついている絵が ザッと脳内を駆け巡った。 あー。 ヤバイ。 急いで打ち消すように冷酒を飲み干す。 ガラス徳利からなみなみとまた注ぎ グイッと。 うーい。 なんだろ。 ぐるぐるすんな。。 今頃。 新はもしかして。。 ・・違うって。 新はそんな事しない。 従兄弟だし。 そうですよ。 そう・・・。 ・・ホントにそうかな。 ・・・。 「・・どうした。コイツ。」 喫煙所でまとめ吸いを終え 戻ってきた十条が 呆れたように涼介を見下ろすと 服部は苦笑いを 浮かべ 肩を竦めた。 「なんか急にガバガバ飲んで。 馬鹿野郎って言ったかと思ったらバターンって。 来て まだそんなに時間経って無いのにね。 何も食べてなかったのかな。こんな風に 酒飲むのも珍しいし 何かあったのかも。」 既に潰れてイビキをかいて寝ている木崎と三沢の 横にひっくり返ったかのようにぶっ倒れ 爆睡する涼介を尻目に 十条も同じように 肩を竦める。 「まあ。コイツ。秘密主義だからな。 何かあってもそう簡単には言わないだろう。」 そうだね。と服部は頷き 寂しそうに微笑むと 自分のスーツのジャケットを取り 涼介の上にそっとかけた。

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