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で? とカウンターに肘をつき先を促される。 和かな笑顔が怖いってば。。 そうですね。 誤魔化されはしないんでしたよね。。 お椀を置き 上目遣いに新へ視線を送った。 「同期の十条って奴の家。全然覚えてなくてさ。 なんか色々口走っちゃったみたいで。。」 え。と新は真顔に変わる。 「それって。俺の事? 大丈夫?」 俺がひた隠しにしてるのはよくわかってる。 だから心配になったんだろうな。 でも。これを説明するとなぁ。。 ん?と瞳を覗き込まれた。 まあ。しょうがないか。。 十条には言わない方がいいって言われたけど 黙っていて良かった事無いし。 「酔っ払ってて覚えてないんだけど。 グチグチ文句言ってたみたいで。ジーンの件。 で。家に帰ったと思ったのか 服脱いで 勝手にベッドで寝たらしくってさ。 十条は仕方なくソファーで・・」 服・・。と呟き 「それって。全裸?」 みるみる眉間にシワが寄る。 ああ。マズい。 「違うって! マジで何もないから。 身体中にキスマークで 男除けかって言われて。。 あ。でも なんか偏見はないらしくて。えっと。。」 「そっちの人だったんでしょ。」 新は完全に不貞腐れたように唇を尖らせた。 あー。 「ああ。。うん。同性の恋人居た事あるって。。」 はあ。とため息をつかれる。 「男除けに痕つけといて良かったね。」 プイッとソッポを向き ちらっと俺へ視線を向けると ふふっと笑い ポンポンと頭を叩かれた。 「ごめんね。潰れるまで飲むくらい ホントは 嫌だったんでしょ。涼は飲み過ぎたら 何も出来ないの よくわかってるから。 ピクリとも動かないしね。寝たらいつも。 こんだけ酒臭いんだもん。疑ってないよ。 それよりせっかく楽しみにしてたデートも ダメにさせちゃって 本当にごめん。」 新はそう言って 俺の手をぎゅっと握る。 グッと何かが込み上がった。

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