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考えると凹みそうになるからひとまず置いておく。 考えたって ダメダメなのはわかりきってますから。 ね。 さて。 お粥の準備始めるか。 炊いた白米の方が簡単って言ってたから 飯炊いて その間に自分の夕飯済ませて。 病院行くかもしれないから 酒は止めとこう。 よし。まずは米を洗うぞ。 って何合炊けばいいんだろ。 カップ満杯で一合・・だっけ? ・・携帯でまずは検索だな。 これ。絶対に時間かかりますね。。 うん。 新が目を覚ますまでに出来るんでしょうか。 急に不安に駆られ ブンっと悪い思考を振り払った。 為せば成る。為さねば成らぬ 何事も。 よしっ。 涼介は袖をめくりながらキッチンへと向かう。 棚からボウルを出すと くっついていた別の アルミボウルが床に落ち ガランガランと 大きな音を立てた。 しーっ! 新が起きちゃう。 そーっとベッドルームを覗き込み 新が眠ったままなのを確認すると 涼介はホッと安堵の息を吐いた。

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