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俺があげるプレゼントもなぁ。。
よくわかんないから 取引先の人に聞いた
珍しい調味料とか食材とか。
去年は取引先に紹介して貰って茹で蟹を頼んでたのを
忙しさにかまけてすっかり忘れてて
仕事中に新からLINE。
【なんか。蟹が届いたけど これ何?】
サプライズもへったくれもありませんね。
まあ。美味かったですけど 結局 新に
準備させるとゆー テイタラク。
わかんねえんですよ。マジで。
今年はどうするかなぁ。。
それよりやってくる正月が頭が痛い。
あれから帰ってないし まだ帰りたくない。
帰りたくないなら帰らなくていいって
新には言って貰ったけど その言い訳が
見つからない。
参ったなぁ。。
ホント どうしよう。
例年だと もうじき いつ来るんだって
母ちゃんから連絡が入る。
何も説明せずに帰れないじゃ通らないよなぁ。
流石に正月仕事も通用しない。
はあ。。参った。。
その時 ブルブルと携帯が震えた。
ん。
え。
泰雄さん?
戸惑いながら 涼介は携帯のボタンを押す。
「はい。もしもし・・。」
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