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「新。ちょ・・ちょっと・・起きろって・・。」 巧みに服を脱がされ 新は覆い被さると はだけて露わになる肌に口づけていく。 いつもより激しく。 音を立てながら 的確に弱い部分を責め立てて。 大きな手が胸に回り 指先が乳首をぎゅっと 強く摘み上げた。 ピリッと痛みが走り 腰が浮く。 ああ・・もう・ダメだって・・。 ピクピクと身体が勝手に震え始める。 怖い。 こんなの・・。 もうっ!! 新の髪を掴んで グイッと引っ張り 「待てって!!」 大声を上げて 虚な瞳を睨みつけた。 だんだんと瞳に力が戻り 新はポカンと口を開け じっと俺の顔を眺める。 「あれ・・涼・・。」 ハッと俺の全身に視線を走らせると 慌てて ぎゅっと抱きしめた。 「ご・・ごめんっ!俺。夢かと・・。」 「夢だとこんなに強引に好き勝手やってんのかよ。」 上目遣いにジロッと睨むと 新は困った様に 眉を下げる。 やってますね。 そうすると。 普段は随分 俺に合わせてくれてんだな。。 ホントは不満だったりして・・。 「違うよ。」 気持ちを読んだのか 新は先回りしてそう言って ブンッと首を振った。

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