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3.研究者は自分の身を犠牲にして研究に勤しむ(シンテの物語)

 昨日まで普通に動いていたはずの身体が全く動かないことに、私は混乱した。  私が起きてこないことにしびれを切らしたのか、召使いがやってきて私に声をかけたが目を開けるのがやっとであった。 「い、医者を……」  掠れる声でどうにかそう言ったか言わないかのうちに、私の意識は途絶えてしまった。 「……あっ、あっ、あんっ、あんっ、ああんっ……!?」 「やっと意識を取り戻されましたか。ああ君、腰の動きは止めなくていい。また注いでしまいたまえ」 「はいっ!」 「えっ? あっ、あっ、やっ、なにっ? あぁああんっっ!?」  気が付いた時にはうつ伏せで尻穴にイチモツを受け入れ、私は喘いでいた。尻穴に指一本すらも入れたことがなかったというのに、それなりに質量のあるイチモツで開かれながら私は善がっていた。  やがてずんずんと腰を使っていた者が腰の動きを止めた。 「あぁああああんっっ……!?」  それと同時に奥に精液を出され、私は凄まじい快感に翻弄された。これはもしかして、私自身が「天使さま」になってしまったということなのだろうか。 「あ、あ……」 「どうにか一命をとりとめましたね。ライ殿、何か聞きたいことはありますか?」  その声は数日前に会った、王城に勤めている医官であるキリーンのものだった。 「ま、待って……あっ、あっ……!」 「ご主人さまのなかっ、めちゃくちゃ気持ちいいですっ! もう一度させてくださいっ!」 「あっ、あっ、あああーーーーっっ……!」 「……終わるまでお茶でも飲んでいますね」  どうにか私の身体が解放されたのは暗くなってからだった。私の尻穴を散々犯してくれたのは召使いのエバヤで、若さとイチモツのでかさに任せて四回も私の尻穴を蹂躙した。  キリーンはそんなエバヤに、天使の愛液と精液が混ざったものは非常に美味ですよなどと余計なことを言った。おかげで私は散々犯された後だというのにエバヤに尻穴をたっぷり舐められて善がりまくった。 「確かに、ご主人様の愛液はとてもおいしいです。またいっぱい飲ませてくださいませ!」  エバヤはそう嬉しそうに言うと給仕に戻っていった。 「研究者さまが本当に「天使さま」になってしまわれるとは思いませんでした」  キリーンに言われ、私は身を竦めた。 「……ご迷惑を」 「いいえ、迷惑なんてことはありませんよ。とてもいいタイミングで「天使さま」になってくださったことを感謝します」 「……は?」  キリーンは機嫌よくその理由について話してくれた。  曰く、王さまは「天使さま」だが、宰相であるセラスの独占欲は留まることを知らず、もしかしたらイチモツのでかい童貞たちが路頭に迷う日が来そうだというのだ。 「そ、それはいったい……」 「ですから貴方が王さまの代わりに童貞たちを受け入れてほしいのです」 「わ、私が、ですかっ!?」  青天の霹靂とはこのことだろう。「天使さま」になったと思ったら童貞たちの性処理を担えと言われてしまったのだ。  なんというひどい申し出だと私は怒りで顔に熱が上がった。 「そうしたらきっと、ご自分の身で「天使さま」の研究ができるようになるのではないですか?」 「……あ……」  パニックを起こしていたが、キリーンが更に囁いた。その内容は目から鱗だった。  私は一気に冷静になった。  そうだ、より「天使さま」の生態を研究するのならば自らが天使さまの役割を果たせばいいのではないか。もう私は天使さまになってしまったのだから。 「給金はしっかり払われますし、「天使さま」ですから丁重に扱われます。王城に一室をもらい、そこで毎日イチモツを受け入れていればいいのですよ? 食事も用意されますし面倒を看てくれる者なども沢山希望者が現れるでしょう。貴方はたっぷり可愛がられながら「天使さま」の研究もできる。これは一石二鳥ではないでしょうか」  それはまるで悪魔の囁きのようだった。 「そ、それは……でも……あ……」 「他になにかございますか?」 「天使さまは乳が出ると聞いているが、それは愛し愛されないと出てこないのではないか? それも私が体験することは可能だろうか……」 「そうですね。ライ殿の世話係を多めに用意しましょう。一週間交代にしてライ殿を愛せるという者を残していけばいずれ乳が出るようになるのではないでしょうか」 「そうですね……」  それはとてもいい考えのように思われた。 「夕食の支度が整いましたが、いかがなさいますか?」  先ほどまで私の尻穴を犯していたエバヤが澄ました顔でやってきた。だがエバヤの目はシーツに包まれている私の身体を舐めるように見ていた。キリーンが帰った後また抱かれてしまうのだろうか。背筋がぞくぞくした。 「ライ殿、食べられそうですか?」 「はい、キリーン殿も共にいただきましょう」 「はい、そうさせていただきます」  そして夕飯を食べながら今後の話をした。この館の召使いたちについては、残りたい者は残るように言い、私の世話をしたいという者は王城へ向かうことになった。エバヤは真っ先に手を上げた。 「ご主人さまのお世話がしたいです。ずっとお側にいさせてください!」  願ってもないことだった。  それから一月もしないうちに準備は整い、私はエバヤに抱き上げられて王城へ向かう馬車に乗った。王城へ向かう召使いと兵士は一応三人だ。その三人が三人とも毎日私の尻穴を犯していた。  キリーンがいろいろ教えてくれたせいで、彼らは私の尻穴だけでなくちんちんも乳首もたっぷり愛撫してくれる。  これから私は王の代わりに童貞たちのイチモツを朝から晩まで受け入れ続けることになる。  エバヤたちはそれでもかまわないという。体液にまみれた私の世話をし、寝る前にたっぷり犯してくれるそうだ。言われたことを思い出しただけで尻穴がきゅんと疼いた。  いや、そうではない。  イチモツを喜んで受け入れる器官は「おまんこ」だ。 「おまんこ」をきゅんきゅんと疼かせながら、これからの生活を想像して私はイッてしまいそうになった。 おしまい♪ ーーーーー かなりはしょりましたがシンテの物語はこれでおしまいです。 次は天使の実態についてまた書くことがあるかもしれません~。よろしくですー

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