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第2話-3

「ずるはいけません、白耀さま。見た目がどう変わろうとも白耀さまは白耀さま。心が大人に育つまでは結婚などできません」 「どうしてだ!」 「この世にはこの世の理というものがございます。白耀さまが約束を破られるなら、わたしも約束をお守りすることは出来ません」  桔梗がきっぱりと告げると、美しい男の顔が萎れた。いくら大人の姿をして見せてもやはり中身は幼い白耀のままだ。  瞬きの間に元の姿に戻った白耀はしょんぼりと桔梗の前に佇む。

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