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ActⅠ Scene 9 : ダンスパーティーの誘い。④

 彼はクリフォード・ウォルターの美貌にも遠く及ばない。  ――とはいえ、この情報に乗る価値はありそうだ。  だからカルヴィンは、彼の口から出た、という不快な言葉も聞かなかったことにした。  たとえマートが自惚れ屋で自信過剰だとしても、今ばかりは何も言い返さないでおこう。  カルヴィンはしばらく考えた後、大きく頷いた。  《ActⅠ Scene 9 : ダンスパーティーの誘い。/完》

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