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ActⅡ Scene 4 : 試される良心。⑬

 すると彼は待ち望んでいたかのように、ため息に入り混じった艶のある声が漏れた。  もっと艶やかな声を聞いてみたい。  クリフォードは太腿の間で強調している彼のものを直接手の中に包み込む。  華奢な躰は弓なりに反らし、いっそう艶やかな声を上げた。  彼を握る手に強弱をつけながら初めはゆっくりと、徐々にスピードを上げて快楽へ誘ってやる。  すると彼はいっそう弓なりに反らし、日焼け知らずの白い喉仏を披露した。  頬が紅潮している。  焦点の合わない大きく見開いた翡翠の目からは快楽の涙が溜まり、首を振るたびに左右へと散っていく。  彼が乱れる姿は、クリフォードが思っていた以上に美しいものだった。  スラックスの下では強調し、こうしている今も彼を貫きたい衝動に駆られる。それでも、自分の思考はクリフォードが思っていたよりもずっと冷静だった。  クリフォードは犬歯に溜まる唾を咽頭へ押し込むと、露わになっている胸に乗っている桜色の飾りのひとつに吸い付き、血液を奪わないよう気を付けながら甘く噛む。  おそらくこの痕はそう簡単に消えないだろう。頭の片隅でそんなことを思う自分に驚きを隠せない。  それでも、今はこの柔肌を味わいたい。  クリフォードが胸の飾りを吸う。  開きっぱなしの口からはいっそうの嬌声が弾き出る。飛び出した唾液が伝い、下顎から鎖骨へと一筋の線を作り、滴り落ちていく……。  クリフォードがもう一度胸の飾りを強く吸い上げた。

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