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第17話

それから少しキスを交わして、最後に一度触れてから離れると誠はぽやんととろけた目て篠宮を見上げた 「…ちゅう…いっぱい…」 「…いっぱいちゅうしたな」 「…またしたい…」 「俺もだよ。おやすみ誠」 「…おやすみ…」 すぐにスースーと寝息を立てる誠。篠宮はそれを確認してから静かにベッドから抜け出すとリビングのソファに倒れ込んだ。ソファがギシッと悲鳴をあげる。 (はぁ……すっげぇ気持ちよかったし誠の顔マジでエロかったなぁ…勃った…) 泣いたり喜んだり情緒不安定な誠にキスをしながら静かに勃っていたのを必死に隠していた篠宮。 可愛らしい小さな唇は想像通り、いや想像していた以上に柔らかくて同じ男のものとは思えなかった。 「…はぁ…マジか…」 そろっと撫でるとぴくんと反応する自分の股間 スラックスとボクサーパンツを下ろしてそれを取りだし握る。頭の中の妄想は興奮と罪悪感が五分五分だ。 誠は感じるとどんな表情をするのだろうか (喘ぎ声は意外と低そうだしイキ顔は絶対エロいだろうな…) 「…っ…」 ゆるく上下に擦るとくちゅくちゅと音がなり先走りがどんどん溢れてくる 正直フェラしてくれるならして欲しかったしさっきも誠が眠そうじゃなかったらこのまま流れに任せて最後までヤりたかったのは事実だ。 自分の下で淫らに悶える誠を想像してゾクゾクと腰が重くなりだんだん擦るスピードも上がる 「…、…っ…」 ビクッと腰が跳ね、手のひらに溢れ出した白い液体を見て頭がスーッと冷める。すぐにティッシュで拭き取り手を洗う 「…やっちまった…」 全力でやってくる賢者タイムから逃れるようにベッドに戻って誠を抱きしめるもむふむふと笑いながら篠宮に頬擦りしてくる。どんな夢を見ているのかな、それに自分が出ているといいな…なんてメルヘンな事を考えながら篠宮は目を閉じた

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