「悪い子ですね、あなたは。少し懲らしめてやらねばなりませんね」 「やッ、やッ、あ！　だ…メ……ッ！　あぁ、あ、あ！」 　一転して激しくなったウァラウムの口の動きに、アルトニーは引き攣った。 　下半身に妙な力が入り、勝手にがくがくと動き出す。 　ウァラウムの喉奥が締まるたびにアルトニーは魂の抜けるような快楽を覚え、ついに堪えきれずに吐き出してしまった。 「んあぁッ！　あ、あ、あぁぁ……」 　何という事を、と考えないでもなかった。 　だが、ウァラウムは全く平然とアルトニーのものを飲み下してゆく。 　正気か、と思った。 　敵同士、命を奪い合った相手の精液を飲み干すなど。 　そんなことをぼんやり考える、ぐったりと脱力したアルトニーを抱きかかえ、ウァラウムは今度は自分がベッドのヘッドボードにもたれかかりキトンをはだけた。 　向かい合わせにしゃがませたアルトニーに、自らのペニスを突き出してみせる。