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第一章・34
少年たちはへらへら笑いながら、四つん這いの愛に跨った。
「そら、食らいな!」
「うぅッ!」
後膣に杭を打ち込まれ、背が反る。
少年は、容赦なく腰を突き入れてきた。
「おい、早くしろよ」
「待てよ。じっくり楽しみたい」
「もう待てねぇ。口、開けろ。おい」
上の口を無理やりこじ開けられ、突っ込まれた。
体が無残に揺さぶられ、汚される。
それでも愛は、悲鳴ひとつ上げなかった。
(これくらい、耐えられる)
もっと酷い凌辱を受けたことだって、あるのだ。
少年は、外に出してはくれなかった。
腹の中にたっぷり射精すると、ようやく離れてくれたが、次の少年がすぐに跨ってきた。
上の口では、再び飲まされた。
吐き気が襲い、眩暈がする。
地面に抑え込まれたときにできた傷が、ひりひりと痛む。
もう、くじけそうだ。
そんな時、明の顔が浮かんできた。
(花迷宮の、バラのように、誇り高く)
体は無残に汚されている。
だが、心までは汚れまい、と愛は歯を食いしばって耐えた。
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