「愛ちゃん、起きてる？　起きてるよね」 　許しも得ずに上がり込み、ベッドの中まで忍んで来る男。 「先生と、イイ事しよう。ね？」 　はぁはぁと吐く息が、臭う。 　愛のパジャマを脱がせ、その肌の触り心地を味わう大人に、怖気が走った。 　男は、やけにしつこく肌に舌を這わせて舐めまわした。 「愛ちゃん、とっても甘いね」 （唾液の臭いが残るから、あんまり舐めないで欲しいな） 　愛の頭は冷めていた。 　早く終わらせて欲しかったので、自分から男の性器を咥え込んだ。 　愛がしゃぶる間中、男は緩く腰を動かしていた。 　だが、口の中でいっぱいに膨れ上がった頃を見計らって、喉奥まで激しく突き始めた。 「んんッ、ぅぐッ！」 「あぁ、出るよ、出るよ。飲んでね、全部飲んでね！」 「うぅうッ！」 　こんなに奥まで入れられていては、飲むしかない。 　愛は、苦い精液を残らず飲み干した。ベッドを汚したくはなかった。