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第三章・31

「明日の14時に、第二屋内修練場の203号室に来い。中に入るんじゃあねえぞ。近くの階段の下に隠れてろ。いいな」 「何かあるの?」 「今回の計画の仕上げをやるんだよ。見たいだろ?」  明は顔中でニヤニヤしており、愛は満面でワクワクしている。  柊一だけが眉間にしわを寄せて不安気だった。 (何事も起こらなければいいが)  いや、何事か起こすために、明がいろいろと企んだわけなのだが。

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