ぎちぎちに勃った明のものを、愛は仕上げに咥え込んだ。 　顎の小さな愛の口に明のペニスは充分に収まりきれず、溢れる唾液がシーツに静かに染みを作った。 　細い顎のせいで自然に形作ってしまう甘噛みが、他の女では類のない刺激を明にもたらしてくる。 「んっ、ぅん。ふッ、ふぅ、んッ」 「あぁ……、出すぜ。いいか？」 　返事の代わりに、自らが愛の喉の奥まで導かれる気配を明は感じた。 　吸い込まれるような感覚が、柔らかな喉肉が、絶頂をいざなった。 「出る……、出るッ！」 「ッう！　んん、ぅんッ！　んッ、んッ！」 　自然に腰を使ってしまった自分を反省しつつ、明は愛の髪を撫でた。 　全て余さず飲んだ愛。 　口元を舐めとる舌がやけに紅く見えて、それだけで再び充血の始まる心地を覚えた。 　髪をかき上げる仕草がやけに色っぽく見えて、それだけで脳が興奮してゆく気配を覚えた。 「ありがとう、愛。すごく悦かったぜ……」 「うん」 　恥じらいからか、愛の返事は短い。 　そんな彼のバスローブを、明は丁寧に脱がせていった。