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第五章・14
「ぃやッ! はぁ、はぁ、あぁ! あッ、あぁああ!」
明の下に組み敷かれた愛の体が、大きく引き攣り伸びた。
長い時間反り、ひくひくと震えた後、くたりと脱力した。
「先にイッたか。そんなに悦かったかぁ?」
「うぅ……」
愛がオーガズムに達しても、明の方はまだまだ耐久力がある。
彼が果てるまで、何度も狂わされる覚悟を決めた愛だったが、今日は勝手が違っていた。
「うッ……!」
さほど間をおかずに、明もまた絶頂に達していた。
熱く勢いのある明の精液が、容赦なく愛の体内を汚してゆく。
彼のもので、いっぱいに浸されてゆく。
「あ、あぁ、んッ! ッうぅうう!」
「あぁ……、最高……」
互いに達した後も繋がったまま、ゆるりと腰を使っていた。
獣が頬を摺り寄せあうように。
鳥が互いに羽づくろいをするように。
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