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31竜は愛情深いらしい※

 ぴちゃぴちゃとリドレイの部屋に水音が響く。セナは四つん這いにされると、後孔をリドレイに舐められていた。竜神族の舌は長いので指が入っているような感覚がして、セナは身悶える。 「ふぁっ・・ぁ、・・あぁ・・リドレイの舌・・長い」 「舌で前立腺も擦れるぜ、ほれ」 「うあっ!?ああッ、あっ、うあっ、あ、やめ、んーーーーッ」  リドレイの長い舌でぐりぐりと前立腺辺りを舐められて、脚がガクガクと震える。後孔を舐められながら、まだゆるやかなセナのモノを握ると前後に扱くとすぐに達してしまう。  はぁはぁと息を荒げていると、身体をひっくり返された。あの潤滑液のようなモノを、リドレイは自身の手に垂らしている。 「んっ・・・ぅ」 「良かったか?」 「ぁ・・・はぁはぁ・・リドレイは、もうちょっと気遣いっての知ったほうがいいと思う」 「十分気遣いしてるだろ?この俺様が直々に舐めてやってるんだからな」 「・・・俺様トカゲめ」 「トカゲじゃねぇよ、偉大なドラゴンだ。セナ、ドラゴンな俺様も好きだろ」 「ドラゴンなリドレイは好きだけどね」 「お前、ドラゴンになってぶち犯すぞ」 「ぃっ・・・それはイヤだ」  鼻を強く摘まれて少しヒリヒリしたが、リドレイは穏やかな雰囲気なので怒ってはいないようだ。あの大きさのドラゴンが物理的に入るのは、そもそも不可能ではあるが・・・。  セナの緊張が解けたのを感じると、リドレイはキスをしてきた。 「んっ・・ふ・・・ッ、ぁ」  リドレイの舌は長いので、簡単に喉奥まで届く。息苦しいのと咥内を舐められると気持ちいいのが混ざって力が抜けていく。リドレイはセナのまだ硬い蕾に指をゆっくりと入れると、撫でるように動かす。馴染んだ頃には指は3本になり、液体でぐちゅぐちゅと音を立てているのが聞こえていた。 「んくっ、ん、・・・ぁ、ッ・・んぅ。リドレイ、い、入れたいなら・・もぅ・・っ」 「俺様は別にセナの身体だけが目当てってわけじゃねぇから」 「んっ・・・ぇ?」 「まぁ、セナが入れるなって言えば入れないぜ」 「・・・、えっと・・・」 「その分、後ろたくさん舐めるぞ?」 「ええっ」  セナは迷った。俺様な性格のリドレイなら構わず突っ込んで来るかと思っていたが、まさかのおあずけである。中途半端は辛いが、後孔を舐められるのも恥ずかしいものがあった。 「ぁ・・・ぃれて・・・いい」 「ん?」 「挿れていい」 「本当にいいのか?」 「俺だって男だっ!だから・・まぁ、リドレイの気持ちもわかるというか・・・」 「セナは男前だな。期待通りにめちゃくちゃ抱いてやるよ」 「ぅっ、くっ・・・んっ、んッ」  リドレイは指を抜いてセナの脚を抱えると、腰を高く持ち上げる格好にさせた。自分のモノが丸見えでセナは頬が赤くなるのを感じた。  リドレイはすでにそそり立つ自身の剛直をセナの後孔にゆっくりと挿れていく。半分ほど挿れると、それ以上は入らずにそこでゆるやかに上下に動く。一気に突き入れられるのを覚悟していたセナは、その緩やかな動きを目で追っていた。 「はっ、あっ、・・ぁ、なんでそんなゆっくり・・・」 「セナはまだ俺様のものじゃないからな」 「まだ気にしてるのか?俺は多分・・誰も選ばない・・・」 「そうだな。まぁ、その方が落としがいもあるけどな」 「それでも俺は・・・」 「もう黙れよ。今は大人しく抱かれてろ」 「リドレイ・・・・ッ!ああッ、あっ、んぁっ!」  リドレイはその言葉に耳を塞ぐように、一気にセナの中へ剛直を突き入れると本格的な律動を始めた。腰を持ち上げているのでほぼ真上から叩き付ける乾いた音が、部屋に響く。  リドレイは体格も良く力もあるので、激しい律動に後孔が壊れそうになりそうでセナはリドレイの腕を掴んだ。 「は・・はぁ、・・んッ!ん、リ・・リドレイ、つよい、ッ!尻が、壊れ・・る」 「あ?ガバガバになっても、ドラゴンになればまだ入るだろ?」 「うっ、な、何言って、ーーッ」  「まぁ、まだセナの穴はぎゅうぎゅう締め付けてくるから大丈夫だろ。ほら」 「!!!ーーーーあッ、あ!うあっ、ああッ、・・く、・・・んぁあッ」  上下にピストンするだけの動きが、抉るように突き上げ始めると擦られる刺激にセナは身悶える。腹の奥まで入っている感覚と、弱いと感じる部分を責め立てられると足腰がガクガクと震えて1度目の絶頂が近いのを感じた。  それに気付いたリドレイは、さらに脚を広げさせて律動を強くした。 「あッ、あ、や、くっ・・・ああッ!リドレイ、激しいッ!い、イクっ!あっ・・・い、イクーーーーッ!!!」 「ーーーセナッ」  ひときわ強く突き入れられると、セナはその刺激で達した。リドレイも抱きしめながらセナの奥へと己の欲望を大量に放った。  ドラゴンの性質が関係あるのかリドレイの射精は長く続き、やっと抜いてもらえた頃には腹がパンパンな気がした。上から覆い被さったままのリドレイが、セナに耳打ちする。 「なぁ、俺様の番になるか?」  だが、予想通りセナの返ってきた言葉はリドレイを拒否したがさらに深い亀裂を作った。 「ごめん・・・リドレイ。あのな・・・・俺、魔王倒すのやめる」

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