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番外編 勇者と俺様竜神
よぅっ!俺様は、リドレイ!
魔族の中でも最上位の至高の存在、竜神族の
男前で
強く
ドラゴンになるとさらにカッコイイ
俺様は、リドレイだ
「なぁ、リドレイ」
魔王アーディフィエルと互角の力を持ち(目と角は片方失ったが、それはそれで男前の株が上がる)、いつか俺様は魔王となり魔族の頂点に立つ男だ。
「なあってば!リドレイ」
ふふん、俺様の名前を2回も呼ぶとはセナもとうとう俺様に惚れたな。
「おい、聞けよ」
「ぶはっ!?」
セナが俺様の男前な顔面に黄色い塊を投げつけて来た。引っぺがすと、ソイツはいつもセナに纏わり付く毛玉・・・というか精霊のぴよ太という目障りな鳥だ。
俺様の手からすり抜けると、定位置のセナの頭の上に乗っかる。俺様だって乗っかった事がないのに。別の意味で乗っかった事はあるが。今、乗っかってもいいか?いいよな?
「真面目に訓練の相手してくれよ。ロビに頼みに行くぞ」
「ん?あぁ、ワリィ。セナの相変わらず剣術の才能のなさに考え事してたわ」
「・・・・・」
「心配すんなよ、セナが弱くても俺様が守ってやるからよ。俺様の巣の中で大事に囲ってやってもいいんだぜ」
「はっ」
「何だその目は。今すぐ服を引っぺがしてガバガバになるまでぶち犯すぞ、ドラゴンになって」
「ヒィッ!?ドラゴンとか卑怯だぞ!」
俺様は普段は人型だが、ドラゴンに変形できる万能型だ。元々は神族だが、天使に従うのも退屈なんで一族皆で魔堕ちした訳あり種族だ。
あぁ〜マジでセナは俺様の番になってくれねぇかな・・・そしたら毎日毎日交尾して、腹の中に俺様の子種を注ぎこんで孕むまで囲ってやるのに。俺とセナの子竜は絶対強いに決まってる。
「リドレイ・・・チロチロとその舌動かすのやめてくれ」
「ん?俺様のチャームポイントの1つだろうが。これでいつもセナの尻の奥まで舐めてや・・・」
「わア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!」
「うるせーよ、セナ」
「黙れ!変態!」
「変態ってお前、変態はアーディフィエルの方だろうが。これみよがしに野蛮な狼姿でベロベロベロベロとお前の身体舐めまわしやがって。俺様だって、ドラゴンの姿でお前のことグチョグチョにしてやりてーわ!そんで孕むまで何度も何度もお前の中に種付けを・・・」
「やっぱり変態じゃないか!!!もういい、訓練はロビに相手してもらうから!・・・ぐはっ!?」
「キュウ、キュウ」
なんかよくわからんが、俺様はドラゴンの姿に変化して口で去ろうとしたセナの襟首掴んで引き留めていた。セナはちょっとビビった顔している。ドラゴンの俺様にはまだ慣れてないからな。
いくら寛大な俺様でも少し傷付くぞ、お前。
はぁ・・・まぁ嫌われても俺様の品格が疑われるし、離してやるか。俺様は口を離してふて寝した。
「リドレイ、拗ねるなよ」
そのまま逃げるかと思ったが、意外にもふて寝した俺様の尻尾に寄り添って来た。顔の方に近付くのはまだ怖いらしい。噛まねーっての。
「ドラゴンなお前は、可愛いよ」
そのまま尻尾にスリスリしてきたセナ・・・・
あ、やべぇ・・・勃った
「おい・・・物騒なそのブツしまえ」
「キュフン」
ドラゴンな俺様のデカブツ見てセナは引いたのか、スタスタと猛スピードで走って行った。
いつかドラゴンな俺様にも惚れせてみるからな
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