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転2
「ね?サクラ?浮気しないって言ったよね?」
どうして約束破るの?そう言う巴の顔が怖い。事故にあって奇跡的に意識を取り戻した彼は今僕の彼氏だ。
「別に、神嵜とはそう言う関係じゃないって言ってるでしょう?」
彼とは昔っからの付き合いでと言おうとした矢先に、寝具に押し倒される。
「知らない!!オレはサクラだけだって言ってるでしょう?」
この一点張りで、巴は僕の話を聞こうとはしなかった。彼が僕に執着するのは、コレが初めてではない。もう五回目だ。四回目まではなんとか取り次げたが今回は、無理そうだ。
寝具に押し倒されると共に、巴は僕の服を脱がし始めた。
「止めて!!」
そう叫ぶが、その叫びも覆われた彼の唇に消えて行く。初めてのちゅーなのにと言っても、今の彼には届かないだろう。
「……や、………ンンっ、離っ、…って!」
引き下げられるズボンと下着。だが、子供と大人では力が違い過ぎる。抵抗も抵抗じゃなくなって、小さな蕾に突き刺さる指の太さも中に入って来る圧迫感も半端じゃない。
「や゛!?……っい゛だい…!…無理…!!」
犯される恐怖から巴の腕や顔を思いっきり引っ掻いた。なのに、僕の両手首はあっさりと彼に捕まってしまって、頭上で一纏めにされる。
固定された両手にのし掛かられた身体はもう足掻く事も出来なかった。
泣き叫ぶ中、暫く僕の中から引き抜かれた指にホッとしてたら、両足を掴まれて巴の肩口に乗せられる。蕾に宛がわれた熱く固いモノに息を飲んだ。
「……ひっ、…あ"があ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"──」
声にもならない悲鳴に巴は僕の口を手で覆い隠した。煩いとばかりに押さえ付けられる大きな手はもう恐怖でしかなかった。
ざっくりと切り裂かれる痛みと無理矢理捩り込まれる巨根に吐き気がする。幸い身体が柔らかいから二つに折りされる痛みはなかったが、限界以上に拡がって裂けた場所は激痛に襲われていた。
「や゛あ゛、……動がざ…っ…な゛い゛で…!」
全部収まったと思った途端に強引に腰を突き上げられる。ぎゅぎゅと肉壁が押し拡げられ、痛いとしか思わなかった。
「…や゛、…痛…っい゛……離じ、…っで!」
打ち付けられる腰が尾骨に響く。無理な侵入に酷使される内壁。腸が破けてもおかしくない行為にもう思考が付いて行きたくないと、悲鳴を上げる。
僕が巴から解放された時にはボロ雑巾のように全てがボロボロだった。
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