瑠輝の狭い肉襞を、ぐちゅぐちゅと淫猥な音を立て、煌輝はまた一本、また一本と指を少しずつ増やし、啼きどころを探していく。 たちまち部屋中が、薔薇の香りと二人の淫靡な香りでいっぱいとなる。 「瑠輝の興奮した匂い、スゴくいい」 恥ずかしげもなくそう告げた煌輝は、指を一気に秘処から引き抜いた。 瑠輝の蜜でヌラヌラと濡れた手をこちらへ見せつけながら、煌輝はじゅるると汁音を立てながらゆっくり舐める。 快びを引き抜かれ、瑠輝は「ああ！」と全身を揺らしながら甘い声を洩らす。 「瑠輝の蜜、薔薇の匂いがして美味しい」 煌輝がそう告げた唇に、光る自身の名残を運悪く目撃してしまった瑠輝は、激しい羞恥から頭の下にあった枕で顔を覆い隠す。 次の瞬間、煌輝により両脚を頭の方へ大きく抱え上げられ、トロトロに濡れた秘処が丸見えとなる体勢にされてしまう。 「ひゃん！」 益々、激しい羞恥を覚えた瑠輝は大きな悲鳴を上げる。 だが、煌輝はその悲鳴を無視し、ぺろぺろと潤んだ秘処を厚い舌で舐め始めた。 「ダメ！ 汚いって！」 言葉と共に激しく抵抗するも、大腿をがっしりと大きな煌輝の手に掴まれ、びくともしない。 秘処の周囲を彷徨っていた舌は、瑠輝の秘密の窄まりへと侵入する。 指とはまた違う感触に、最初こそ不快を感じたが、すぐ様快感へと変化していく。 「やっ……ン……あっ……ふぅ」 シェルターでは、発情期を迎えたオメガが閨でアルファとどのような情事を営むのかを学ぶ。 アルファと番たくないと思っていた瑠輝も、然り。否が応でも、その方法は学んでいたのだが。こんなにも秘処を舌で愛撫され、気持ち快くなってしまうことまでは教えてもらえなかった。 身体も心もぐちゃぐちゃに熱く蕩け、次第に自分が自分ではなくなっていく感覚。 間違いなく、このままでは煌輝に溺れていく。 ヌルッとした舌が、やがて窄まりから出ていく。瑠輝の両脚は下ろされ、ホッと瑠輝は安堵する。 だがしかし、休む暇もなく今度はその秘処に今までのどれとも違う、熱く硬いものが押し充てられた。 ドキっと瑠輝の全身に緊張が走る。 ――これは以前、擦りつけられたことのある……煌輝の……。 「だいぶ解れてきたから、そろそろ良いとは思うんだが」 先ほど手にかけていたボトルを、今度は自身の硬く反り返ったものへ、惜しみなく垂らしていく。 王子様然とした煌輝のその光景は、何とも卑猥で、扇情的でもあった。興奮した瑠輝は、それが自身の熱雄へと直結し、興奮からビュクッと涙蜜を流し、揺れ動く。 「酷く緊張しているな。力を抜かないと、俺のは中々入らない」 平然と告げると、煌輝は瑠輝の熱雄を手で扱きながら、紅く色づいた唇へと甘いキスを落とした。 ちゅぷちゅぷと口腔内で、互いの銀蜜が生まれ出る音がし、瑠輝の意識はそちらへ向く。 その隙に、煌輝の切っ先が瑠輝のヒクつく秘処を、ぬっと素知らぬ顔で潜り込んでくる。