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朝日が、照らす。

意識が浮上してくる。。。 身体が重い。起きたくないな。 また、怖いことされるのかな。 夢がいい。 目を閉じたまま俺 芦ヶ谷 澪 は、ずっと微動だにせず 時を過ごす。しかし、人間動かないと痺れるもの。 我慢できずに目をそろそろと開ける。 景色が 白くないといいと思っていたけどーーーシロダッタ。。 白い天蓋レースから目を逸らそうと思うが四方八方相変わらずシロ。思わず手を額に当てため息をつく。 ジャラ… その手には緩めてあるけど手枷がついている。布団で見えないけど、感触的に足にもついている。もちろん、首輪もだ。 良かったことは、陽輝がいなかったこと。陽輝、 怖かったーー 色々考える前に、生理現象がおこる。 腰がとてつもなく痛いけど、トイレに行きたくてベッドから、降りる。だけど、脚にあまり力が入らないから、 その場でぺしゃん と座ってしまった。動けないけど、、 そろそろ膀胱が限界だ。 黒い壁に覆われていても、2つのドアがあり それぞれに銀のプレートがあり、toiletとbathと書かれて いる。 どうやら、ベッド足に付けられた鎖はかなり長くて部屋の中ならどこでも行けそうだ。 俺は、四つん這いになってトイレへ入り、用をたし、 ベッドのそばで力尽きた。 もう、動けない・・・・・・ ーーゴト 鉄格子が開く音にビクッとして、振り向くと 案の定 陽輝だった。 陽輝の姿に澪は、ガタガタと震えだしてしまう。 けれど、陽輝には前のような威圧感や怖い感じでなく いつもの微笑みで近づいてきた。 ひっッ 脚が使い物にならない俺はベッドの横でシーツを握るしか出来なかった。 「れい、昨日は痛くしてごめんね?」陽輝は、優しく俺を包みこむようにハグをしてきた。澪は、身体と顔を強ばらせながら、震えが止まらなかった。しかし、いつもと同じように頭を撫でてくれる。その瞬間俺は、涙が溢れてきた。 気持ちはぐちゃぐちゃだけど、これまでどんな悲しいことがあっても、陽輝に相談すらしなかったけど、調子が悪いといつも こうやって撫でてくれた。安心しちゃう。 なんか、色々考えなきゃいけないけど、、身体は甘えることしか出来ない。 「ぅふ うわ゛ぁああ ハルぅ ふわぁぁん ぁ゛あ゛ ハルゥゥゥ ごわ ぁ かぁぁ ゛だぁぁ」 澪の後頭部を優しくトントンする。もう一方の手で背中をさする。 「ごめんねーいじわるしちゃったねーー」 「うぅ゛ん ねぇ も、しない?」 するよ と応えた陽輝は、一瞬昨日の容赦ない陽輝に見えて、怖くなる。でも、言葉は優しく後に続いた。 「澪がいい子だったら、優しくするよ」あの行為に優しくも何もあるだろうか、思わず澪は顔を上げて陽輝を凝視する。 「ふふ、そんな見つめないで 澪もきっと気に入るはずだよ」 そんなことないだろ って思ったけど、昨日の陽輝の怖さを思い出して何も言わないでおいた。 「はる、ここどこ?なんで?この枷なに? 俺、ずっとここにいるの?」 質問ならいいだろ と思って聞いてみたら、雰囲気が変わる。「れいは、俺に従ってるだけでいいって言っただろ」 「ご、ごめんなさい・・・」怖くて、陽輝の袖をぎゅぅっと握った。 「れいは、なんも心配しないで 俺のもんなんだから、 ずっとここにいるだけでいいんだよ」また、優しくなったハルが告げる。 ーー!もう訳が分からない! うん と澪は、答えるが 色んな気持ちが溢れてきた。 ーーずっと?学校にもいけないの?クラスメイトにも会えない? 紫苑さんにも。 行きたいし、会いたい・・・ けれど、ハルの言うこと聞かないとまた痛いことされる。。 逃げたい!! 逃げたら?ハルは、悲しむし、、親友に戻れないかも。。でも、ずっとなんて嫌だ。 逃げて、落ち着いたら、説得しハルと仲直りしよう! 澪が気づかない内に、陽輝ばかり頼りにしていたので、 嫌いになるなんていう思考は頭になかった。 陽輝は、澪を持ち上げ、ゆっくりとベッドへ下ろし、 水の入ったコップを渡す。 「飲んでねー今日は、もう寝なよ。」 飲むと、横にされ頭をポンポンされる。 ーーよかった。痛いことされるかと思った。 安心してしまい、直ぐに意識は、暗闇へと 旅にでる。 陽輝は、寝入った姿を改めて凝視する。後穴は、裂けてなかったが、、痛いだろうに。 急ぎすぎた自覚はあった。けれど、澪のこととなると どうしても止められない自分がいる。 力づくで、奪うと決意していたが、痛がる澪は、見たくなかった。目を涙で溢れさしている澪はもちろん可愛かったけど。 もう澪は、逃げられないから。安心して、狂うような気持ちよさを与えて俺だけしか見えないようにしよう。

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