澪は、まず部屋を確認した。これまでは、陽輝の変わり様でいっぱいいっぱいだったから.... この部屋には、窓がない..だから、逃げるとしても、、格子の扉1つしかない.. 期待しないで、bathとtoiletの扉を開けて中を確認する。。 bathの部屋は、大きな浴槽が部屋の中で1つだけ主張していた。ここにきてから、風呂に入った記憶なんて ないけど、体が起きたらさっぱりしている。原因は、 陽輝だろう。 天井に空気の入れ替えのためか、換気口がついていた。それも、人1がギリギリ入れそうな..... でも、届かん！浴槽の縁に足をかけて飛ぶが、 澪の手は、空をきっただけだ。なんか、台があれば、、 部屋の家具を頭の中で思い描くが、、ソファとかいかにも重そうな椅子と様々な責め具しかないのを思い出し肩を落とす。 次は、toiletの部屋だ。真正面にツヤツヤな白い便器。その上には、bathの部屋と同じように換気口が備わっていた。 澪は、便器に足をのっけて換気口に手を伸ばす。 ーーーーーよかった。 今度は、触れた。 ん？あ、これ外からネジ回されてるやつだ...無理だ.. ビクともしなかった... ベッドがある大部屋に戻り、ダメ元で格子を揺する。 まぁ、ダメだよな..生体認証っぽいし...!こんなとこに金かけて...無駄使いだっ！ 久しぶりに歩き回ったせいか、もう疲れてしまった。 ベッドにダイブしてそのまま目をつむる。