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イニャム6※
そして、熱い息を吐きながら、陽輝は澪に顔を近づけた。
陽輝は、澪の左耳垂を唇だけでハムハムと噛んだと思ったら、耳甲介から耳孔にかけて舌で舐め上げて、終いには、耳孔に自らの舌を突っ込んで中をかき混ぜる。
「ひぁっ」体の中心から熱が湧き上がりビクッビクッと震えてしまう。
陽輝は自分の耳を散々ベトベトにした後で、満足したように顔を少し離し耳元で優しい声色で囁く。
「ーーれいは、耳でも感じちゃう変態さんだね
ーーとっても、可愛い」
「ううっ ン」澪は何も言えなくて、悔しそうに下唇を噛む。
もちろん、変態ではなくても耳は殆どの人が弱い部位でイニャムによって感度が上がった澪には、感じすぎてもおかしくないことなのだがー、性の知識を持ち合わせない澪には、自分が浅ましい人間に思えた。
そんな気持ちを持ちつつも、痒みと熱さは増大し更に下半身がくるし、いや、痛くなってきた。
「ハルぅ、ハル、は、る! も やぁ
これぇ、とってよぉ...」
もう、澪はぐずるように、陽輝に告げるしかなかった。
ふっ と口先を上げたと思ったら、耳を舐めるために
ゆるやかになっていた動きも再開する。
「まだ、だーめ」
「あ゛っ...ダメ! だぁっ ああっ ひぃッ
うぅっ ぁ..や゛... あっ!アァっ.ああっ」
リンリンッ、リンリン 鈴の音は、陽輝の動きによって変化して、行為の激しさを物語る。
「ひぃっぃいッ゛ ぁッ!! あ...ついぃっ も..
とってぇえっ!」
リンリンッ パンパン リンリンッ リンリンッ
「は...るぅ! ね、がぃっ!....はるぅうっ!
ああっ゛あん...おね.ッ がいぃっ」
リンリンッ リンッ
「あっ!も...く しぃ..! と..っ...れぇっ!
はぁんんっ おねっ あぅっ うんっあっ゛」
涙目で澪は、陽輝を見上げて、頬を赤くして、生理的な涙で下を向いたまつ毛を濡らし、雫を垂らしている。
「ーーかわぃー」
「ああっ! ーーっるぅ..!ァアっ はるっ...
ぁるっぅ... ねがっぁ..!! はぁああっ」
後ろで手首を縛られているのに、懸命に手を伸ばそうとしている動き...唯一自由な足は、縋るように陽輝の腰に絡めてきててーー
「ほんっーと かわいーー」
陽輝の手によって赤い紐が外され、、
カチリーーと銀のリングを外された。
澪は、歓喜に震えると共にペニスを触れられることもなく、全身を反りながらガクガクと震えて、いつもより量が多い白濁の液をシーツに落とす。
ーーあぁ、いつものように陽輝が僕を助けてくれた。
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