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橡色。
皆様!
結局、12月末まで更新できずに待たせてしまう結果となってしまいました。ごめんなさい( .. )
12月となり、寒くなりました。どうか体調にご注意を!
この作品を投稿してから半年が過ぎました。
更新が遅い状況ですが、皆様から頂いた1つ1つのリアクションやコメント、レビューなど大変嬉しく、元気を貰えます!!本当にこの作品を読んで頂きありがとうございます!m(*_ _)m
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「...ッ・・・ウ゛ ッ」
思わず嗚咽が漏れるのを両手で押える。
登校した時に、おかしいと感じたのは勘違いではなくて、クラスメイトにとってボクはクラスメイトにさえなれなくなってしまった。
授業の間の休み時間に、話かけようとしたけれども、、逃げるようにいなくなってしまう。
少し前まで、笑顔だって挨拶だって返してくれたのに。
ボクの仲良くなりたい思いは完全な一方通行になったのだ。
寂しくて
悲しくて
ただ ただ 疑問が残る
なんで?
ぐるぐると感情が漏れだし、昼休みになって教室から逃げ出し体育館裏にきたボクはその場にしゃがみ込み涙を堪える。
ーーグシャリ
掃除がされていないので地面に溜まってる落ち葉を踏む音が聞こえた。
音に反応した澪は素早く首を後ろへ向ける。
そこには、スラリと長い足をダルそうに片方に体重をかけ、耳のピアスをキラリと輝かせた
岡山 祐介であった。
「・・・ぁ、 」弱ってる所を見せたくなかったので、驚いて言葉が出てこない.
「ぁー、澪、そこで何してんの」くしゃりと綺麗な金色の髪をかきあげながら、尋ねてくる。
陽輝以外と言葉を交わすのが、久しぶりで言葉が喉に詰まるような感覚をおぼえながらも、音にした。
「...ぁ、ボ、ボク は …」
「あれ?澪、一人称 僕 だっけ?」
「ぇと 、、」
「まぁ、いいよ。なんでも。 俺は陽輝が呼んでるってことを伝えるだけだから」
後ろをふりかえり、ゴツイ指輪がいくつもついている手をヒラヒラと振り行ってしまった。
もっと、お話したい。
けど、皆、ボクなんかともうしゃべりたくないよね。
祐介の姿が見えなくなるまで待ってから、陽輝がいるであろう教室へ向かった。教室でいないように扱われるのを思い出し、足が重くなるけれど、陽輝が呼んでると言うから、行くしかない。
もうこれ以上嫌われたくないのだから
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