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橡色。 3

更新が遅くなり、申し訳ありません😭 この更新頻度にお付き合い下さり、また読んで頂き ありがとうございます! これからようやく 更新頻度を上げられそうです!🎉 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー キーンコーンカーンコーン 終礼が終わると、陽輝はすぐさま僕の所へかけて来て 僕の腕を掴み 「れーい、帰るよっ」 僕は、頷く間も無いまま引きづられるように教室をでた。僕の荷物は、いつの間にか陽輝の手の中だ。 また、あの閉鎖空間に行かなければならないのか と思うが 同時に居心地の悪い教室から、そして学校から出られたと思うと、喜びと恐ろしさが混ざった 何とも言えない気持ちになった。 学校の校門に着くと、行きと同じように黒いベンツがお迎えにきた。 行く時と同じちょっと雰囲気の怖く堅苦しそうな運転手さんが車のドアを開けてくれて、陽輝が中へ誘導してくれる。 こーゆうのに慣れてないから、どもりながら 「ぁ、ありがとうご、ございます....」というと、陽輝が体当たりをして、そのまま車席に埋もれた。 「可愛いぃ…」ほっぺたを合わせスリスリしてくる。陽輝は、午後からどうにもご機嫌のようだった。 車は、静かに発進し、クラスメイトと話せるという期待を破られた学校から離れる。 窓の見た日常の風景は、どこか別世界で 歩く人も、街から森へ移り変わる景色も どうせ自分には、手を差し伸べない と諦めて 澪は灰色の世界が広がる瞳を自分の右手首を離さない陽輝をチラリと見るが、陽輝は口端をつり上げた不気味な笑顔で口をひらかなかった。 学校に行く時に知ったのだが、自分が閉じ込められている部屋は地下にあり、再び学校から屋敷に着くなりその部屋へ誘導された。 外が久しぶりで、辺りをキョロキョロすると、陽輝の雰囲気が悪くなるのは、朝に学習済みだ。しっかり陽輝を見てついて行く。 ジャラ... 部屋に着く、すぐさまお風呂で(陽輝言わく) 清めて、ベッドがある部屋に戻ると変わらず全裸にされ陽輝は澪に首輪をはめた。もちろん、その首輪に鎖が着いている。 「っふぅッ」 はめられた時の気道の圧迫感に息がつまり、息を吐くが、そんな僕に笑みを絶やさない陽輝の感情が読み取れない。 陽輝が話さないから、僕も口を開けずに、陽輝を見つめる。 陽輝は、口端は上げたまま、眉毛を下げるような不思議な表情で 僕を正面からみて ひとこと 「学校、たのしかった..?」

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