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冬の音(陽輝視点)
600リアクション越えありがとうございます!
前の更新から、またもや2ヶ月以上空けてしまいました...申し訳ございません(><)
更新は遅いのですが、完結までもっていきますので
どうか!今後もよろしくお願いします!
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澪が、俺のれいが、どこか、よそよそしい。
昨夜は、悪夢にうなされていたが、心配かけたことを謝り、そのまま眠りについた。悪夢の内容は、気になったが、思い出しては苦しむだろうと思い、無意識に強ばっている澪の身体を抱き寄せて、そのまま眠りについたのだった。
それからというもの、、さらに距離を感じるようになった。
変わらず学校へ行き、夜を共に過ごす。影のように
同じ時間を過ごしている中で、澪は話しかけるとあわてふためき、緊張してか、澪が答える時にも吃るようになってしまった。。
うん、分かっていた。閉じ込めると行動に移してから、関係は変化するのだろうと、、こころのどこかで思っていた。けれども、澪がどこかに行ってしまうよりも、マシだと判断し、行動に移し...
いつも判断した後は、後悔したことが無かった、そう
ミスした部下のクビを切る時でも、 潔白な人間に汚名をきさせることも、、、
こんなに胸が、ざわめくことはなかった。苦しい。
結果だけを求める俺は、無駄なことが嫌いだった。
今でも、嫌いだ。だからこそ、 澪の態度に 閉じ込めることは正解だったのか、問いかけている自分に
イライラする。
しかし、このイライラが俺の澪へのキモチを表しているようで、どこか 高ぶっていることも、間違いではない。
冷酷であれ と教えられ、自分でも人の心というものが欠けていると自覚し、そう振る舞う俺が、このキモチがあることで、人間である証明になるのだから。
だから、このままでいいのだ。。
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学校でも、もちろん家でも、俺と澪は共にいて、
誰も近づいてはなく、2人の世界が構築されていた。
ぎこちないない澪の心には、俺しか存在しないのだ。
何処へ行くのも一緒だ。握った手は、やや冷たく
その自分との温度の違いが、澪の存在だと言うことが理解できて、、手がどれだけ冷たくとも離せるわけがない。
しかし、俺は、今日の放課後に担任と面談が入った。進路相談らしい。生徒1人1人と行うのだから、センセーという職業も大変なことだ。
澪に教室で待っているよう告げる。
久しぶりに、澪が視界から消えることに不安を覚えるが、俺ほど澪を知っている奴はいない と自分に言い聞かせ、相談室へ向かう。
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なんて、熱心なセンセーなのだろう。自分の会社を将来続けることに、センセーはご不満のようだった。まぁ、何を言われても、曲げないけども。。
時間が思ったより、かかってしまった。
あのオドオドした澪は、きっと俺が居ないことで不安がってることだろうーーー
早く向かわねば、、、
ん?
階段を登り、曲がったところが教室だが、澪は
教室の外にいて、、柔らかい笑顔で誰かと喋っていたーーーー。
教室で待ってろって言ったよな、俺はーーー。
なんで出ている!!
いや、それよりも、、なんで俺以外と喋る?目を合わす?
何よりも、最近は俺にも見せない笑顔を、俺以外に見せている?!
ありえないっ!!
人間、最高におこっているときは、声でなく体が動くらしい。
野球帽と喋っていた、澪の腕を乱暴に掴み、そのまま引きずるように、帰路についていった。
青ざめた、澪に震えがはしるも、会話が無いまま、地下の部屋へ連行された。
同じく青ざめた野球帽を置いてーーーー。
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