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第1話・引っ込み思案なぼくの必需品は携帯望遠鏡。(5)
ぼくが三浦先輩とお隣さんだって分かってからだ。
それまで以上にぼくは学校でも家でも毎日毎日、暇さえあればこうして三浦先輩を望遠鏡で覗いている。
ぼくがストーキングをしていることは、もちろん先輩には気付かれていない。
まあ、ぼくって背も低いし引っ込み事案だから印象が薄いから、キラキラ輝いている三浦先輩の目には写るはずがないんだ。
そう思っていたんだけど――実はそれはぼくの思い込みにすぎなかったんだ。
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