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第2話・ストーキング、できなくなっちゃった。(3)

「っふ、えっ」  もう、大好きな先輩の追っかけもできない。  もう……先輩の顔すらも、見られないんだ。  先輩はぼくを軽蔑してるし、気味が悪いと思われてる。 「っふ、あああああんっ!!」  公衆トイレに入り込み、涙が治まるまで泣いた。  その日。  やっぱり学校に遅刻したぼくは、二限目に登校した。  そして必需品だった携帯望遠鏡を、  捨てた――

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