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番外編3・繋いで繋がれて恋模様。(4)
泣いて泣いて、たくさん泣いて。
ひとしきり泣いたあと。
「あっ、あのっ!! 手っ!!」
ぼくは先輩に指と指とを絡めるようにして、手を繋がれてます。
「うん? ああ、離れないためにね」
そうじゃなくって、なんか、この繋ぎ方って、繋ぎ方って!!
「っは、うっ!!」
どうしよう。
先輩とえっちしてないのに、している時みたいに身体中が熱くなる。
顔が熱い。
「可愛い」
クスッて笑う先輩の声が上から落ちてくる。
だけど恥ずかしすぎて顔、見られないよっ!
ぼく、どうしよう。
ドキドキするよおおおおおっ!!
**END**
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