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名前★

「シャワー、行こ」  そう言って、和馬の手を取った。そのまま浴室へと向かう。広めの浴槽に入って、シャワーのお湯を出すと、和馬の体を丁寧に洗ってやった。洗い終えると、和馬が煌生の体を洗い出した。優しい手つきで泡のついたスポンジを体に這わされる内に、また煌生の中の興奮が戻ってきた。顎を掴んで唇を合わせて、和馬の体をまさぐった。 「んっ……はぁ……」  和馬が喘ぎ始める。その声で煌生の動きは止まらなくなり、そのまま和馬の自身を乱暴に掴むと、扱いた。 「ちょ……からだ……洗われ……へんやん……んっ……」  唇の隙間から必死で訴える和馬が可愛くて、更に力を入れて扱く。 「んっ、んっ、あっ……もっ……」  空いている方の手で和馬の手を取ると、自分の自身へと導いた。和馬が、それに応えて煌生の自身を優しく掴むと前後へと動かし始める。  シャワーの中、舌を激しく絡ませ合いながらお互いの自身を扱いた。くぐもった声で和馬が声を上げる度に、煌生の呼吸も上がっていく。 「んんっ……あっ……あかん……もう……」  苦しげに目を閉じていた和馬が薄らと目を開けた。そっと唇を離して、水分の多い瞳で煌生を見つめる。 「コウ……」  そう口にした瞬間。 「んっ」 「はっ……」  同時に果てた。お互い息を切らして、見つめ合う。煌生はおもむろに和馬を引き寄せると強く抱き締め、耳元で囁いた。 「やっと……呼んでくれたな」  再会して初めて、和馬が煌生の愛称を呼んだ瞬間だった。

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