「もっと、見せてよ……柊のエロいとこ…」 　両手の人差し指と中指が押し込まれ、４本すべてが上下左右に離れていく。 　くぱっと開かれたアナルに、マコトの熱い息が吹きかけられる。 「ん………ぁ…」 「凄ぇ…、ひくひくしてんの、堪んねぇ」 　再び、右手の指を奥まで挿し込み、ぷくりと存在を主張する前立腺を小刻みに押し潰される。 　きゅっと締めつけるアナルの縁を舐め回され、マコトのペニスを咥え込む、俺の口許が疎(おろそ)かになる。 　疎かになったところで、萎えるコトはない。 　口の中で、びくんと暴れるそれは、もっと中へと、もっと奥へと挿りたがり蠢く。 　俺だって。 　もっと奥底でマコトの熱を…、感じたい。 　痺れを切らした俺は、ぐずぐずに溶けてしまいそうな身体を引き起こす。 　ぐっと引き起こす上体に、マコトの胸許へと腰をずらした。 　マコトの指が、さらに奥へと突き刺さる。 「ん、は……」 　マコトの指先が、動きにくさに中を叩く。 　ぐちゅぐちゅと小刻みに弄られるアナルに、まるでディルドで独り遊びをしているかのように、腰が揺らいだ。 「は……っ。指で、いいの？」 　背後から掛けられる、とろりと溶けてしまいそうな声色で紡がれた言葉に、マコトに背を向けたままに、唇を濡らす唾液を舐め取った。 　腰を前に出し、アナルに埋まるマコトの指を抜き取る。 　身体を１８０度回転させ、マコトの腹の上に座り込んだ。 「そんな細いもんで満足できるわけねぇだろ」 　後ろ手にマコトのペニスを探り掴み、上へと向ける。 「あ、ゴム……」 　呟くマコトより先に、無造作に転がる１つを手に取った。 　口で封を切りながら、腿の上へと移動する。 　取り出したそれをマコトのペニスに被せ、腰を上げた。