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第四章・5

 自分は着衣のまま、袴田は茉理をベッドに押し倒した。 「キスしよ。キス」 「う、ぐぅっ」  ねちゃねちゃと咥内を舐めまわす袴田の舌はタバコ臭く、不快だ。  蹂躙されるままに大人しい茉理に、袴田はつまんねぇ、と言い捨てた。 「もっとノッて行こうぜ。じゃ、次はフェラ」 「ええっ!」 「何だ、嫌なのか?」 「や、やる。やります」  掴み出された袴田のペニスを、茉理は舐めた。 「あ~、イイねぇ。ちゃんと、しゃぶって」 「うぐっ。うぅ、んぅっ」 「もっと奥まで咥えて」 「っく。んんっ、ぐぅっ」  やがて袴田は、腰をやり始めた。  茉理の喉奥まで貫く勢いで穿たれるペニスがどんどん大きくなり、口に収まり切れなくなってきた。 「うぐ、うッ! うッ、うッ、んぐぅッ!」  唾液が溢れ、顎をつたう。  むせて涙を流す茉理に、袴田は容赦ない声をかけた。

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