28 / 96
第四章・6
「あぁ、イイ。もう、出そう。全部飲めよ、いいな?」
(マジ!?)
途端に、大量の精が茉理の咥内に放たれた。
「うぐうーッ!」
「あ、バカ。飲め、ったら」
「う、うぅ、う。っく、んぅ、ぐぅうッ!」
(ヤだ。臭いし、汚い!)
でも、そうしなければ兄さんが、一生この男に食い物にされるんだ。
秀也への愛情一心で、茉理は全て飲み干した。
「う、げほッ! う、うぅ、うッ! げほッ!」
「何だよ、飲んだこと無かったのか?」
仕方ねぇなぁ、と袴田は咳き込む茉理を強引に引き寄せた。
そして、いきなり乳首を噛んだ。
「痛ッ!」
「そのうち、悦くなっからよ」
「や、め……ッ! んぁ、ああ!」
(気持ち悦くなんか、なるもんか!)
僕は誰より、秀也兄さんが好きなんだ。
兄さん以外の人に抱かれて、感じるなんてありえない!
そんな茉理をあざ笑うかのように、袴田は彼の身体を拓いていった。
ともだちにシェアしよう!