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第五章・8
波打たせ、ゆっくりと腰を使う秀也。
海のようにおおらかな兄の愛に、茉理は心地よい快感を覚えていた。
「あ、あぁ、あ! ぅん、んんっ、はぁ、あんッ!」
ひくぅっ、と仰け反り、茉理は精を吐いた。
「あ、また、出ちゃった……」
恥ずかし気に顔を背ける茉理の頬に、温かな手が触れた。
二人は互いに腰を使いながら、甘い甘いキスをした。
「茉理、今日は安全日?」
「大丈夫だから、来て」
骨を擦り付けながら、秀也は茉理の最奥まで達した。
「あぁ、あ! お兄ちゃん! 秀也お兄ちゃんん!」
思いきり背を反らせた茉理に、秀也は熱い精を渡した。
「っく! んん、んぅ! はぁ、あ! 奥、まで、キてるぅう!」
「茉理。好きだよ、茉理」
歓喜に身をよじる茉理の身体を、秀也はしっかり抱きしめた。
「お兄ちゃん、大好きぃ……ッ!」
腰を揺すり、茉理は秀也の種をすべて吸い尽くした。
手を取り合い、身体を預け合い、心も寄り添っていた。
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