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第七章 CMデビュー?

「あ、兄……さ、ん。んぁ、はぁ、あぁあ……」  バックからゆっくりと秀也に貫かれ、茉理は切ない声を上げていた。  ここは、繁華街からやや離れたブティックホテル。  10万円の賞金を逃した茉理へのご褒美に、秀也はスーパー銭湯へ彼を連れて行った。  温泉旅行の代替だ。  そしてそのまま、このホテルへ。  いつもと違ったシチュエーションは、茉理を喜ばせた。  愛情たっぷりの前戯の後、秀也は茉理にお願いされて後ろから攻めた。 (珍しいな)  いつもなら、顔を見合わせての正常位を好む茉理だ。  その方が素敵、と言っていた。 『お兄ちゃんの気持ち悦さそうな顔見てると、こっちもゾクゾクしちゃうんだよね』  こんなことを、言ってくれた。  だが、なぜ今日に限ってバックなのか。 (ま、いつもと違う場所でのエッチだから、いつもと違うことがしてみたいんだろうな)  その程度の考えで、秀也は請われるままに動いていた。

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