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第七章・3

『昨夜の番組、見たよ。いいキャラ、出してたね~』 「ありがとうございます!」 『なんか、今までの殻破った、ってカンジじゃない?』 「そうですかぁ、あ……ッ!」 『何? どうかした?』 「な、何でも、ないです!」  腰を退いていた秀也が、再び茉理の身体に侵入してきたのだ! (お、お兄ちゃん!?)  内壁を擦りながらじっくり挿れられたそれは、途中で止まった。 『大丈夫? 今、電話できる状態なの?』 「あ、平気です。続けてください」 『なら、いいけど。実は、あれで茉理くんを気に入った人がいてね』 『嬉しい、ぃいッ! ですぅう!』  体内の秀也は、茉理の腹側を探っていた。  硬い先端で小突いて、彼の敏感な部分にリズミカルに刺激を与え始めた。

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