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第九章・7

「あッ! あんンッ! お、兄、ちゃんッ! あぁあ!」 「茉理……、茉理ッ!」  秀也は、すっかり逞しさをとりもどした自身で茉理を穿ち可愛がっていた。  腰突きもいつもより激しく、すでに一度精を放っていた。 「お兄ちゃん! 秀也お兄ちゃん、何か、何か激し……ッ!」 「茉理が、あんまり素敵だから、だよ!」 「あんッ! あぁ、あ! 僕、また出ちゃうぅう!」 「一緒に、イけるかな?」  茉理の爪が、秀也の背に甘く痕を残す。  背を反らせ、髪を散らし、茉理は勢いよく体液を吐き出した。 「あぁああ! あっ、あッ、ダメ! お兄ちゃん、イッてる最中に突くの、ダメぇえ!」 「茉理、出すぞ!」 「ひぁ、あぁん! やッ、あ! あぁあん!」  一回の射精で何度でもイッている茉理の身体を、秀也は強く抱きしめた。 「茉理……」 「んぁ、はぁ、はぁ、あぁ。んッ、く。う、ぅん……」  長く尾を引く絶頂に、茉理は身体をヒクつかせ荒い息を吐いていた。  そんな弟に頬を寄せると、すぐに甘えたように擦り付けてくる。 「秀也お兄ちゃん……」 「茉理、好きだよ」

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