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購入Ⅱ

ミアを待っている間、新しい名前を何にしようかと心が浮つく。 ペットには、必ず個室を用意しなければいけないと聞いていたため、事前に私の寝室にドアで行き来ができるように寝室の隣室を改装した。 気に入ってくれれば良いのだが。 「お待たせ致しました。 さ、これから君のご主人様になる方だよ。大切にしてもらいなさい」 「ほら、おいで。一緒に帰ろう」 「ご主人さまっ」 しゃがんで腕を広げると、彼が嬉しそうな顔でタタタッと駆け寄ってきた。 それを危なげなく受けとめ、抱き上げた。 「君は今日からサナだ。分かったね?サナ」 「はいっ、ご主人さま。僕はサナです」 「少しサナ用の商品を見てから帰ろうか。そうだ。彼も迎えに行かなくてはね。 じゃあこれで失礼する。ありがとう」 このペットショップを紹介してくれた友人と合流し、彼の説明を受けながらどんなものかとペット用品を見て回った。 その間も、私はしっかりとサナを抱いている。 サナはぴっとりと身体を密着させ、私の腕の中で大人しくしていた。私は、サナの下着とアナル用のローションを数本、そして犬の尻尾付きアナルプラグを数本購入した。 首輪もいると教えられ、サナに似合よう赤色のものを選んだ。 アナルプラグは、栓の小さいものから大きいものまでサイズの違うものを購入した。 毎日アナルプラグを挿入し、徐々に拡張できるようにするためだ。 「ご主人さま…それ、僕のおしりに入れる?」 「そうだよ。毎日コツコツトレーニングする。私のモノが挿れられるように」 「は、はいっ、とれーにんぐ頑張ります」 「素直でよろしい」 「なかなか従順で扱いやすそうな子だね。とても可愛らしいし、いい出会いだったな」 「ええ。では帰りましょう。今日はどうもありがとう」 そうして私は、生まれて初めて購入したペットを連れ帰るのだった。

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