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告白まであと少し3
最近規則正しくやってくるようになった俺の発情期は、周期を考えればそういえばそろそろだった。
唯人は自分のスマホをスーツのポケットから取り出すと、すぐにどこかへ電話をかけ、一週間は休むと告げていた。
「ごめんな。仕事」
体が熱くて堪らなかった。
涙目でそう告げる俺に唯人は首を振った。
「和希がそういう体質になったのだって、もとはといえば俺が」
俺は唯人の唇をむにゅっと摘まんだ。
「そういうことは言いっこなしだって。な?」
唯人は泣きだす寸前のような顔で微笑むと頷いた。
本当は俺はもういつだって唯人に「許すよ」と言ったっていいと思っている。
唯人は俺を、驚くほど大切にしてくれている。
それも真綿で包むようにではなく、一人の男として、意思も尊重しながらだ。
唯人といると自分がオメガだということを忘れられる。
ただ一人の人間、久我山和希として唯人が愛してくれているから。
いつか言う。
いつか。そう思って7年も唯人を待たせてしまった。
言い訳するなら、その話題をだすだけで、唯人の罪悪感を刺激しそうなのも嫌だった。
一言もまともに伝えられない。
こんなに自分が意気地のない人間だとは思わなかった。
唯人にはいつも曇りなく笑っていて欲しい。
だからこそ伝えなければ。
だが、こんな風にヒートの熱に煽られている時に言うべきことじゃないのは分かっていた。
何もしていないのに、自分の屹立が熱を持ち始める。
湿った吐息を零す俺を見て、唯人が己の唇を舐めながら、ネクタイを外す。
俺は唯人に抱きついた。
唯人の首筋から立ち昇る匂いのせいで、俺の体は一気に昂まった。
こんな、いい香り知らない。
きっと世界中探したってこんな香り、ありはしない。
俺は何度も唯人の耳たぶの裏に口づけた。
唯人が俺のパジャマの下を脱がせて、俺の屹立を緩く扱き始める。
「んっ、焦らさないで。早くちょうだい」
唯人のシャツのボタンを外し、ベルトを取る。
ズボンと下着を脱がすと、硬くなった唯人の屹立が天をむいていた。
「こんなの慣らさずに突っこんだら、和希を怪我させちまうだろ」
俺は唯人のいつ見ても立派な屹立に目を奪われていた。
凶悪にすら思えるソレもヒートの時はこの上ないご馳走に思えた。
ごくりと唾を飲みこむ。
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