顔の確認とか言いながら愛嬌のある弟は僕の恋人の顔を触りまくる。 「髭剃った!?」 「毎朝剃ってるよ！あんまりベタベタ触るな!!」 「だったら兄貴でも触ろうかな？」 「こら！人の大切な恋人を勝手に触るな!!」 仲良くじゃれあってる王子２人を尻目に彼に最近の様子を聞く。 離れて暮らしてるからちょっと心配なんだ。 「元気そうだけど本当に大丈夫なの？」 僕の質問に彼は微笑んで頷いた。 「目が見えなくなってから本当に体調はいいみたいです。食欲もありますし。」 それを聞いて安心した。 病気の事を聞かされた時はどうなるかと心配したけど ２人が幸せそうで良かった。