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第58話
ゆっくり君の中に指を沈める。
心地いい体温に俺は息を吐いた。
「うんっ・・・」
君の甘い吐息が聞こえて俺はもっと奥の君の好きな場所を目指して指を進めた。
纏わりつく熱に心拍数も上がる。
こんなに愛しい存在が今まであったかな?
家族も大切だけど家族以上に愛してる。
「・・・ぁ・・・っ・・・そこっ・・・やぁ・・・」
指が辿り着いたのはちょっぴり意地っ張りな君が素直になる場所だった。
「ここ?」
より一層絡まる内壁に気を良くして
執拗に指が辿り着いた場所を弄る。
また上がった体温と荒くなった吐息。
君が感じてくれる事が俺は嬉しい。
もっともっと乱れて。
気が狂いそうになるくらい俺の愛を全身で受け止めて。
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