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第3話(R18)

 15XX年。  かつて最先端都市・レクターはレクター宮殿を中心とした、いくつもの諸国を束ねる軍事帝国だった。  また、隣国の同盟国を徐々に隷属国にしようと画策を続ける大国でもあり、エクエスはそのレクター諸国随一とも謳われる将軍だった。 「エクエス・フォルティア・ソラウニカ・アブソル将軍に敬意と賛歌を!」 「エクエス・フォルティア・ソラウニカ・アブソル将軍に敬意と賛歌を!」  と、人々は日々、口にし、エクエスは庶民の出にしてまだ30そこそこの若い騎士ではあったが、桁外れの武力と知略で将軍にまで上り詰めた。 「エクエス様、そろそろ搾り出しのお時間です」  そして、強兵を作り出すという名目上、王妃と王女を除く国中の女性を妻とし、一切の性交渉を行わず、諸国最新の機械技術で搾精され、抽出された精液を国中の女達の膣へと注いでいた。 「ああ、分かった……」  エクエスと従者がレクター宮殿へ戻ると、謁見の間や王の執務室ではなく、長い階段を降りて、地下深くある搾精室へ向かう。 「エクエス様、失礼いたします」  そこで搾精を担当する医学者達によって鎧を全て脱がされ、脚が左右に開く台へと寝かされる。身体の表面は勿論、胃袋や膀胱、直腸といった器官も全て機械や器具で空にし、洗浄を行われるのだ。 「ぅっっっ……」  器具には人体に影響のない薬液が塗られていて、粘膜を傷つけることなく、すんなりとエクエスの体内へ入っていくのだが、本来はそういったものを入れる部分ではない。強制的に中を空にさせられ、洗浄をされる為、気持ち悪さがあるが、エクエスはそれがほんの序章だということを知っている。 「全ての洗浄が終わりました。内容物は採取し、異常は見られませんでした。これより搾精を開始します」  全ての洗浄が終わった後、機械的な医学者の声が聞こえる。  すると、エクエスの逞しい木の幹のように太く立ち上がった陰茎には陰嚢まで鈍く、冷たく光る搾精機が取りつけられた。  ジュルジュルと聞くに堪えない恥ずかしい水音を立てて、強制的に搾り取られるが、一定の量が貯まるまでエクエスにはどうすることもできない。 「お、オぉぉぉぉ……」 「エクエス様、もっと声をお出しになってください!」  ガラスの壁の向こう側。  医学者はエクエスに指示を出す。彼の間では意見が割れているのだが、声を上げながら射精を行うことによって、より精子の質が良くなるらしく、エクエスはひたすら感じているような、雄叫びを撒き散らして、精も撒き散らす。

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