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第4話(R18)

「うおォォォォ、ハっ、ハっ、ハアっ、オオオオオ……」  天井からは2本の金属の棒がエクエスの手が届く位置にぶら下がっており、エクエスはその棒を力の限り、握りしめると、足腰にも力を入れて息むように下半身を天井へ突き出す。  ジュルジュルという水音は何度なく、繰り返され、空うちしたり、精子の質が低下し出すと研究者の声が聞こえる。 「エクエス様、失礼ながら、本日の質があまり良くないようです。投薬と前立腺への刺激を行わせていただいてもよろしいでしょうか?」  研究者の言葉はエクエスへ伺いを立てる形だが、エクエスにはいかに苦しくて、惨めでも、この国において拒否権は存在しない。 「全ては……レクター帝国繁栄の……為に……」  絶えるような意識で、自国への忠義の言葉を途切れながらも、口にすると、エクエスの口元へは天井から金属製の漏斗のようなものが降りてくる。  エクエスが口を開くと、漏斗の筒の部分を受け入れて、口内、喉、胃の奥へと薬液を受け入れる。 「うっ、ウっ……」  できるだけ苦しくないように飲み込めるように薬液の量は調整されているが、薬液はどろりと甘くて、淫毒のように目の裏側から脳髄に至るまでどろどろと溶けそうになる。  だが、それで終わりではなく、今度はエクエスの狭い狭いアナルへヌルヌルとした薬液を纏った器具が侵入してくる。  これも医学者の間で諸説あるが、前立腺を刺激することで、古い精子を体外へと出し、良質な精子を採取することができるとのことだった。 「あアんっ、あン、あんッ、アんっ」  いかに鋼の肉体を誇る将軍と言えども、鍛えることはできない、無防備な前立腺を的確に何度も責められれば、防ぎようはない。おまけに外部からの擦り上げや締め付けによる刺激だけでは到底、追いつく訳もない。 「カテーテルを挿入いたします」  直接、精巣へ太めのカテーテルを入れ、機械的に精液を吸い上げる。そうすることで、精巣でできたばかりの精液を効率よく採取できるのだ。 「ひぃ、んッ、アああァァーーーーー」  そこには威厳で満ち溢れた諸国最強の将軍は姿を消し、無慈悲なまでに前立腺と射精管、精巣を犯され、精液を搾り尽くされる男しかいなかった。

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