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第14話(R18)

 メテオアの手によってレクターからほど近くの森へと助け出された将軍は布を纏っていたものの、腹部は何度も施された淫紋が僅かに傷のように残り、犯されたように膨れ上がっていた。何十、何百と産み落とした内臓への出口も赤く捲れ上がっているようだった。 「あぁ……んぅ……」  馬車の中で苦しげに顔を歪めるエクエスにメテオアも美しい顔を歪ませて、少したじろぐ。  だが、すぐに覚悟を決めたようにエクエスの頭や腰に布を高さが出るように折ったものを挟んでいく。メテオアは手足の拘束はしたくはなかったが、エクエスが暴れてしまったら、箇所が箇所だけにエクエスは怪我を負ってしまいかねない。 「すみません。少しだけ、少しだけ我慢してください」  メテオアはエクエスの両手首を馬車を繋いであった鎖で縛る。それに対して、足はガバリと開いて、鎖と布とナイフを使って、エクエスが暴れて、抵抗できなくした。  そして、だらりと萎えた陰茎を軽く持ち上げると、術が効果が消えかけて、小さくなった膣へと指を入れた。 「あアぁん……ハっ……ンっ……」 「将軍……」  メテオアは無我夢中だった。無我夢中で、弦楽器を奏でていた長く繊細のある指をエクエスの膣に出し入れし、受精卵を掻き出す。  「アぁ……ん……」  あの歌を歌う時に、楽器を奏でていた長い長い人差し指と、中指がじりじりとエクエスのナカへと挿入され、その度にエクエスが啼いた。  だが、それでも、掻き出せないものはエクエスの腹部を両手の掌で押さえて体重を乗せたり、適度にリズムをつけて強制的に排出させる。 「イキんで、イキんでください。将軍……指じゃ……指だけじゃ……届か、ない……」  メテオアの手はエクエスに本来なら備わっていないGスポットをも刺激し、エクエスは精液や受精卵だけでなく、堪らず潮を吹き、甘い声と前立腺液を漏らし続ける。どうやら前立腺も同じような位置にあるようだった。 「メテ、オア……んッ、メテォアぁ……」  無意識ながら切なげに呼ぶメテオアの名前に、メテオアはエクエスの唇や耳、顎や首元、胸や臍、陰茎や太腿、身体中にキスをした。 「愛して、います。将軍……いえ、エクエス様」

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