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第4話 side健吾
土曜日、瑞穂はきっとパソコンで色々調べている筈だ。
そう思い、朝からパソコンの追跡開始。
あー調べてる調べてる。
ゲイ、男同士のセックス、男同士のやり方、尻孔の解し方、拡張、ディルド、男同士どこでやる、玩具プレイ、尿道プレイ、ハッテン場、タチネコ、リバーシブル、ゲイビデオ、ゲイバー、ゲイ風俗、ゲイ風俗入れる方、、、
スゴイ勢いで知識を集めてるのがよく分かる。
うーん、後半になるにつれて少しキナ臭くなってきたな。
あ、コレヤバイな。
近場の風俗探してるわ。
あ、見てるな。ココ行こうとしてるな。
………。
よし、GPSは…と。
うん、動いてるね。
はぁ、瑞穂よ、お前は分かりやすすぎる。
自分がゲイだと分かったらすぐに試しに行こうとするなんて……
許さん。
お前は俺の物なのに。
大切に大切にしてきたのに。
車のキーを持って瑞穂を迎えに行く。
GPSが店の中でとまってる。
ヤバイか?間に合うか?
扉を開けて、カーテンを開いて、驚いた顔の瑞穂の腕を掴んで車に放り投げた。
店の店員が何か喚いていたけど知るかよ。
ロックして何も言わずに俺のマンションに向かう。
もう、ヤル。
誰が何と言おうとヤル。
もう、逃がさない。
泣き喚いても、許さない。
◇◇◇◇
腕を捕らえたままズルズル引きずって、ベットの上に放り投げた。
瑞穂は涙目だ。
仕方ない、俺はちょっといやかなり怒っている。
「…お前、何なの?オレの事振り回して遊んでんの?」
「どういう意味?振り回してなんかないじゃん。てか靴!ベットも部屋も汚れちゃう!」
上半身を持ち上げて座っている瑞穂と上から見下ろす俺。涙目で上目遣いの瑞穂と目が合うと無意識にゴクリと喉が鳴ってしまった。
「……もう、いいよな…」
瑞穂に覆い被さってキスをする。
「……んっ … あっっ …」
瑞穂の空気を吐き出すような喘ぎが聞こえ、
興奮が高まりキスの激しさが増す。瑞穂の口腔を俺の舌で激しく犯し唾液を流し込んでやった。
素人の瑞穂にはキツイのだろう。飲み込めなかった唾液が唇から流れて顎まで濡らした。
…息も絶え絶えになっている瑞穂、もう止まらない。
「はぁっ…はぁっ」
「瑞穂…」
瑞穂の唇がお互いの唾液でテラテラに光り、壮絶な色っぽさを醸し出していてヤバイくらいに興奮する。
「…ん あ…あっ…」
Tシャツの裾から手を入れて瑞穂の少し硬い胸を揉んだ。
慎ましやかな胸の頂を舐めまわして、含んで…摘んで…
感じ始めているのがわかった。
「あっっ……っっ」
抓ったら一際気持ちよさそうに声を上げた。
散々胸を弄んでぷっくり膨らんだ頂をピンッと爪で弾く。
「あっ…」
瑞穂が感じてる…
そのまま身体のラインをなぞって手をおろしていき、ベルトをスルッと抜いた。
デニムの前が窮屈で苦しそうだ。
早く開放してあげたい。
「………っん 」
チリチリとファスナーを下ろす。
触ってもないのにボクサーパンツが押し上げられて先端に染みができていた…。
「ぃっは…恥ずかしぃ…」
瑞穂が顔の前で腕をクロスさせて顔を隠す…
っっ!!ナニこのかわいい生き物!!
ダイレクトに俺のペニスにグッとくる無意識なポーズにやられた。
パンツの上から指で形をなぞり、取り出してぬるりと舌で舐め上げた。
感じたてくれたのか足に力が入ってピンと伸びた。
ビンビンに勃ったキレイなペニスを先走り汁ごとパクリと咥える。
「あ…あっっ…ん …ん… あ っっ…」
強弱をつけて上から下へジュブジュブ艶かしい音を出しながら瑞穂のペニスを味わう。
瑞穂のしょっぱい我慢汁が溢れてきておいしい。
俺の唾液が瑞穂の薄い下生えをビショビショに濡らしていた。
「あっ…あっっ!いっあっ…いっちゃ…う」
強く吸いつくと身体がビクっビクッと痙攣してそのまま瑞穂はイッた。
ゴクリと喉を鳴らして瑞穂の出したモノを嚥下する。
「え?の…飲んだの…?」
驚いた顔で眺めてくる瑞穂を無視して、
乱暴に靴を脱がしデニムを降ろした。片足にデニムとパンツが引っ掛かったままの状態で強引にうつ伏せにして転がす。
枕に顔を押し付けて頸を舌で舐め回す。
時々チュッと吸って所有の印を付けた。
耳の中もクチュクチュ舐めると反応良くビクビクしている。
…感じやすい身体をしている。
腰に手を回しグッと尻を突き出すような体制を取らせ、頸を這い回っていた舌を少しずつ下に降ろして背中にキスを散らした。
「けんご?…ナニ?」
「力抜いて…大丈夫だから」
「あっ…ん……」
突き出した尻にキスを落とす。尻朶をしゃぶって尻孔付近を舌で這い回った。
「あ… ちょ……きたな…いよ…んっ…」
瑞穂の慣れていない初心な反応が嬉しい。
尻孔を舌で上下して、つぷっと中にねじ込んだ。
尻孔を舌で犯し前に手を回してペニスを強引に扱く。
「あぁっ……っ…んっ…」
気持ち良さそうな反応を繰り返す瑞穂を見ていると、俺の興奮も高まる。早く、早く、ブチ込みたい、とペニスが訴えている。
…焦るな。
傷つけたくない…。
瑞穂の身体がビクッと震えもう一度達しそうな気配を感じた所で手を止めた。
何?ととろんとした瞳で瑞穂が振り帰ってくる。
その顔はヤバイ。一気に熱が高まってくる。
酷いことはしたくない。落ち着け自分、と少し息を吐いた。
サイドチェストからローションを取り出しトロリと掌に出す。
ローションを纏った指で尻孔をノックする。
舌で解した孔は少し柔らかくなっていてつぷっと簡単に指が一本入った。
「んっ…」
瑞穂の中は熱い。まだ中はギュッと固く閉まっている。
円を描くように優しく中を擦って気持ちいい所を探っていく。
「大丈夫?」
この時の俺は、見られた物じゃない切羽詰まった酷い顔になっていただろう。
「ん…あ……っっん……」
少しだけ喘いだ瑞穂の様子を見ながら少しずつローションを足して、中を探る指を二本に増やした。優しく柔らかく指をバラバラに動かしていると、瑞穂は浅い呼吸を繰り返して息も絶え絶えになっていく。
ある一点を中指が翳めた時、
「っっあっーーー……」
イッた訳でも無いのに瑞穂が悲鳴を上げた。
身体が跳ねて少し萎えていたペニスがまた張り詰めていく。
「っここか……」
見つけた。
さっき翳めた一点を集中していじめる。
腰がゆらゆら揺れてペニスからポタポタと先走りが溢れ落ちシーツに染みを作っていた。
「あっあっ…ダメッ……んっんっ…んーー」
「瑞穂のイイ所、ここだよ……」
「あっ…やめっ…やっ……んっ…」
ローションがジュブジュブと音を立て泡立ち、瑞穂の処女孔は健気にも3本目の指を呑み込んでいる。
「瑞穂…瑞穂の中に入りたい」
いいか?とカチャカチャとベルトを外しながら獣のような荒い呼吸をしながら瑞穂を見た。
「……っぁ…ここ…まで…やっといて……」
「うん…ごめんな」
服を全て脱ぎ、瑞穂の足に絡まっていたデニムとパンツを引き抜いた。
瑞穂の綺麗な背中がしっとりと汗で湿っていて、自分が付けた赤い印が散らばっている。
興奮で息が荒い。
落ち着け、落ち着け……
ふと、瑞穂が振り返りじっと見つめてきた。潤んだ瞳で目元も赤くなっていて扇情的で艶めかしい。無意識なのか唇を舐めてゴクリと喉を鳴らしたのを見て、もう限界だ、と思った。
「…瑞穂……初めては後ろからの方が…ラクだと思うから…」
ローションを尻孔に垂らしペニスにゴムを付けながら背中にキスを落とす。
瑞穂の尻に俺のペニスを上下に擦り付ける。それだけでイッてしまいそうになる。
背中から肩にキスを移動して跳ねそうになる身体をグッと押し付ける。ペニスを何度か尻孔に擦り付け、ぬるっと瑞穂の入り口に入り込んだ。
「ひっ……っ…いっ…イタッ……」
逃げそうになる身体を上から押さえつけて前に手を伸ばして萎えたペニスを扱く。少しだけ気持ち良さが戻って来たのか身体の怖張りが溶けてくるとタイミングを見計らって更にペニスを押し進めた。
「あっ…あっ…あぁっ…んっんっ」
かわいそうに、痛くて苦しいんだろう。
シーツをギュッと握り締めて出そうになる悲鳴を唇を噛んで耐えている姿はとにかく扇状的だ。後ろから顎を取り振り向かせた。壮絶な色香を纏う瑞穂の唇が痛々しく噛み締められていたから、落ち着かせるようにペロリと舐めた。
少しずつ深くしていくキスと一緒に少しずつ腰を進め、肉壁を押し広げながら中に入り込むと、体内の熱さがダイレクトに伝わってくる。初めて受け入れる肉棒に、健気にも喰らい付いてくる瑞穂の肉壁が俺のペニスを締め付ける。
「っっきっつ……」
「け…けんご…ぉ…も、むり…きもち…わる…」
グッと肩を掴んで後ろから抱きしめた。
その瞬間に圧迫されたペニスが奥の壁にトンッと突き当たった感触がして進みを止める。
俺の全てが…瑞穂の内に収まった。
「イッ…イタッ…いっ…」
相当痛いのだろう。当たり前だ。拡張もそこそこに俺の太い肉棒をギチギチに呑み込んでいる瑞穂の尻孔は今にも裂けそうなくらい伸びきっている。
どうしていいのか分からないのか、俺のペニスが身動きが取れないくらいにすごい力で締め付けてくる。
気持ちいいを通り越して少し痛いくらいだ。
「…瑞穂…力抜いて…っくそっ…」
痛くて萎えていたであろうペニスに手を回して扱き、内側のさっき見つけた[気持ちいい箇所]を探すように腰を引く。
肉棒をゆっくり抜き差しし[気持ちイイ場所]にカリが翳めた時、身体がビクッと動き瑞穂が大きく喘いだ。
「――あっ…っあっーーーー!! …っっ」
俺の手の中の瑞穂のペニスはビクビクと動き、白濁とした液体を飛ばしている。
止まる事のない痙攣に少し不安を感じたが、しばらくすると治まり、クタリと身体の力が抜けてズルズルと崩れ落ちていった。
「刺激…強すぎたか?」
瑞穂の内の俺のペニスはまだビンビンで、力の抜けた瑞穂の身体はちょうどいい具合にゆるんでいる。
「瑞穂、ごめん」
気絶している瑞穂の身体を思う存分楽しませて貰うことにした。
ゴムが何個あっても足りない。
瑞穂が起きてたらこんなのじゃ足りない。
もっともっと瑞穂の内側全て晒さないと許せない。
瑞穂の全ては俺のモノ。
「鬼畜野郎め…」
そう呟き、自分を戒める事もなく今まで待たされ続けて膨らみきった醜い思いの全てを朝まで瑞穂にぶつけた。
「お前は俺のモノだ」
◇◇◇◇
思う存分楽しませて貰った後でシャワーを浴びに行き、部屋に戻ると瑞穂がイモムシのような動きでウゴウゴしていた。
「…何やってんの?」
「…動けない……」
「ッフフ…」
「笑ってないでよ!」
ばかーっと枕を投げられたけどヒョイと避けた。
「……なんであそこにいるのわかったの?」
「ん?瑞穂の事だからとりあえず試してみようって発想になって調べて行くと思ったからな」
「…でも居場所なんて…」
「GPS」
「っえ?」
「スマホ」
「スマホ?」
「瑞穂、スマホにした時に丸投げしてきたじゃん。あの時に設定しといた。あ、あとパソコンも遠隔操作できるようにしてある。」
「もう!プライバシーの侵害だよっ!」
「でも安心だろ?」
「…まぁね」
「オレも安心」
「ん?」
瑞穂は頭がいいけどバカだ。
というか俺を信用しきっている。
「オレ、かわいいネコちゃん抱く予定だったのに…」
「瑞穂が、ネコで抱かれる側」
「ネコって小さくてかわいいんじゃないの?」
「デカイけど、かわいいよ」
「!!」
「好きだよ瑞穂」
「知らなかった!!」
「もう離さない」
それからまたベットにダイブ。
知らなかったって?
ばかだな瑞穂、お前も俺の事が好きなんだ。
何されても文句も言わない。
それってそういう事だろ?
お前がネコ。
丸くなって眠る瑞穂を抱き締めて離さない。
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