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第6話 ニャンニャンパラダイス side瑞穂
「あっ…………う……ン………」
シャワーを2人で浴びながら、片足をバスタブに上げた状態でシャワーを尻にかけられている。指は尻孔の浅い所を柔らかく優しく動かして少しずつ出したり入れたりを繰り返している。
「瑞穂…痛くない?」
「…ん、う…ん……ッだ、いじょ…ぶっ…」
尻孔を解している指が抜かれ、ボディソープを絡めると、もう一度尻孔に指を入れ優しく中で回される。泡立ってクチュクチュといやらしい音がバスルームに響いた。
「あ……な…んか…へん……っ」
「うん。大丈夫、キレイにしようね…」
尻孔の指が2本に増えると、孔を広げるようにバラバラに指を動かされた。閉じたり開いたり…開くと中にお湯が入ってきてそれも刺激的に感じる。お湯が入ってきてクチュクチュされて泡が無くなってきた頃に指が3本になっていた。
「うん。瑞穂…上手…」
「あ…ん……う……」
前への刺激が欲しくなって、腰を揺らして健吾に擦り付けてしまった。
「瑞穂?」
「あ……けん…ごぉ…さ、触って……」
「瑞穂、悪い子だね。こんなにビンビンにして擦り付けてきて…」
屹立したペニスを指でピンと弾かれた。
「あっ…ご、ごめん……」
恥ずかしくて…情けなくて…辛くて涙が出た。
喉がヒクリと鳴った…
頬を伝う涙を健吾の舌が追いかけて、ベロリと舐め上げられた。
「瑞穂……玩具使ってみる?」
「……?オ…おもちゃ……?」
「うん。瑞穂が調べてたヤツ」
「?」
あたまがポヤポヤして思考が定まらない。
「健吾が…したいなら…シテ」
◇
ガバッと膝を抱えられお姫様抱っこスタイルでベッドルームに攫われた。
あの日のようにベットに放り投げられる事はなく、ゆっくりと優しく寝かされる。
サイドチェストからローション、コンドーム、ディルド、ローター、風船…?色々な物が出てきた。
ゴクリと喉を鳴らすと
「瑞穂は…まだ初心者だからローターで…」
「ちょっ…ちょっと待って…」
「ん?どうした?」
そんなステキな笑顔で返されても…
「オッ…オレッ……だ、大丈夫かなぁ…?」
ヒクリと頬が引きつる。
「うん。俺に任せて…」
驚いて萎えていたペニスを扱かれて、クチクチと鈴口から音が鳴る。気持ち良さが戻ってきてさっきまで弄られていた孔がキュンとしまった気がした。
仰向けに寝転がされ、胸の尖りをこねられて摘んでベロリと舐められるとたまらなく気持ちがイイ。
ギュッと抓られると痛い…けどペニスへの直接的な刺激と混ぜ合わさって気持ち良さが勝ってくる。
ローションがペニスの方からから尻孔に流れるように垂らされて、ヌチヌチと指で尻孔を上下になぞられ、つぷっと指を1本入れられてくるりと中を回された。
それだけでゾクゾクっと何かが迫り上がってくる。
健吾の節くれだった指がゆるゆると孔の中で動いていてそれを追いかけるように孔の中の括約筋が締まったり緩んだりしているのが分かる…
少しずつ気持ち良さがペニスの方と連動してもっと強く扱いて欲しくて、孔の中を強引に掻き回して欲しいという気持ちになった。
腰が揺れる…もっと……もっと……
キス…して欲しい…
ギュッと抱きしめて欲しい…
そう思った瞬間にヌルッと何か硬い物が尻の内に入ってきた。
「ヒッッ……なっ……な…に…?」
カチッと音がして、内にある異物がブーンと震え始める。
「あっ、っアッ…アッアッッ……イ…こわ…い」
強制的に与えられる快感が自分の意思とはかけ離れた所で駆け上がっていき、自分の身体が自分の意思とは関係なくクネクネと動いてしまう。
内に入っているローターの角度が変わると内壁が柔らかく包み込もうとする。それがなんか嫌だ…と膝を締めた反動で内がギュッと締まりローターを締め付けてしまった。
「ック……ッン………アンッ…アッアッーッッ」
顎がのけ反り、ヨダレが垂れた。
「瑞穂…気持ちいい……?」
ガクガクと身体が震えて先走りの滴がパタパタッと腹に降りかかる。振動が更に激しくなった時に前立腺に擦り付けられてイキそうになった。
「ッイヤ…ッだ…ッ!!」
ギュッと自分のペニスを根本から握りしめ、イカないように戒める。グゥ…ッと奥から射精感が上がってきて理性と鬩ぎ合ってもう訳が分からなくなっていた。
「イヤッ!ック……抜いてッ…ンッ…」
イヤイヤと首を振ると涙が飛び散った。
ブーンというバイブ音が止まり内で震えていた硬い物がヌルッと抜かれた。
それだけの事にも身体が震えて快感を拾う。
「…瑞穂?」
「…イヤだ。こんなの…。自分だけで…まだこんな…健吾の手じゃないと…まだ…ヤダ…」
エグエグと涙が溢れて止まらない。
涙とヨダレで汚れている自分の顔は見れた物じゃないと思う。
「…こんな…の機械でなんて…お、、オレまだ健吾ので…しかイキたくないのに……」
ばかぁっと健吾の胸を叩く。
「っ!!ごっゴメン!!ゴメンなっ…瑞穂…」
健吾が優しく抱きしめてくる。
健吾の背中に手を回してギュッと抱きついた。
「健吾が…シテ……健吾ので…イカせて…」
上から噛み付くようなキスが降ってきた。
歯列を割り早急に舌がねじこまれ、キツく吸われる。口腔内で健吾の舌が触れなかった場所はないくらいに舐め回され唾液を飲まされた。
コクリと喉を鳴らして飲み込むと
「上手にできました」
ニッコリ微笑んでくれた。
散々弄ばれた尻孔はもう柔らかく緩んでいて、いきなり入ってきた健吾の指を3本しっかり呑み込んでいた。
「……んっ… はぁ…っ……」
「瑞穂…」
ローションを足しながら3本の指を抜き差しし、バラバラと指を動かしながら瑞穂のイイ所にそっと触れる。
「っっ!!アッ… ハァゥ…ンッ………」
焦ったい健吾の動きに瑞穂の身体がブルブル震え始め、潤んだ熱のこもった目で健吾を見つめる。
「けん…ご…。も、…げんかい。入れて…」
自らうつ伏せになり尻孔を広げて見せつけて健吾を直接誘った。
「っっ!!ばっ!!」
健吾は焦った声を出したが、瑞穂の腰を力強く掴むと性急な動きで尻孔に屹立をグッと一気に埋め込んだ。
「あーーーっっ!!……んっ…… 」
「瑞穂、ごめんね。キツイ?」
「だ、大丈夫……。ンッ…ハァ…ハ…ァ…」
健吾のペニスの熱さがダイレクトに感じる。
あれ?……ナマ…?か……な?
「瑞穂、気持ちいい…ハァハァ…動いてい…い…?」
ブンと頷き、シーツを握り締めていたオレの手を健吾は上から優しく撫で、ギュッと握ってくれた。
◇◇◇◇
何度かお互いにイッた後、今回は気絶する事もなくひたすら気持ちが良かった。
少し落ち着いてお風呂に一緒に入る事にしバスタブに2人でのんびり浸かってのんびりモード。
「…瑞穂、ごめんな…」
「健吾…オレこそごめんね…イイよって言ったのに結局ダダこねて…」
後ろからギュッと健吾に抱きしめられて、ホッと力が抜けた。
「俺が勝手に…瑞穂が調べてたみたいだから使ってみたいのかと思って…」
あ、調べてたの気付かれてた!
「うん…えへへ…使ってみたい気持ちもあったし気持ち良かったんだけど……オレ、まだ健吾の形覚えてからじゃないとイヤだから…」
健吾といっぱいヤッテヤッテヤリまくって、もう十分過ぎるくらいになってもっと刺激が欲しくなってからでいいや。
「っっ!!」
「健吾?……当たってる…よ?」
「今ならまだすんなり入るから…」
お風呂でもう一度……
コレって蜜月ってやつかな??
三連休は2人で引き籠り確定。
どこにも行かなくても健吾と2人ならどこでもパラダイスだね。
よし!ドーナツクッション買ってもらおう。
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