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第8話 ニャンニャンパラダイス side健吾

   「あっ…………う……ン………」  シャワーを2人で浴びながら、瑞穂の片足をバスタブに上げた状態でシャワーを尻にかける。指は尻孔の浅い所を柔らかく優しく動かして少しずつ出したり入れたりを繰り返した。 「瑞穂…痛くない?」 「…ん、う…ん……ッだ、いじょ…ぶっ…」  尻孔を解している指を抜きボディソープを絡めると、もう一度尻孔に指を入れ優しく中で回す。泡立ってクチュクチュといやらしい音がバスルームに響いた。 「あ……な…んか…へん……っ」 「うん。大丈夫、キレイにしようね…」  尻孔の指を2本に増やし孔を広げるようにバラバラに指を動かした。閉じたり開いたり…開いて内にお湯を入れてそれも刺激的に感じるように強弱をつけて優しく解していく。お湯を入れてクチュクチュ内を洗い泡が無くなってきた頃には指を3本に増やす事ができた。 「うん。瑞穂…上手…」 「あ…ん……う……」 前への刺激が欲しくなったのだろう、腰を揺らして俺に擦り付けてくる瑞穂の痴態がたまらない。 「瑞穂?」 「あ……けん…ごぉ…さ、触って……」 「瑞穂、悪い子だね。こんなにビンビンにして擦り付けてきて…」 屹立したペニスを指でピンと弾く。 「あっ…ご、ごめん……」  恥ずかしかったのか、喉がヒクリと鳴り涙が流れる。 頬を伝う涙を舌で追いかけて、ベロリと舐め上げた。 「瑞穂……玩具使ってみる?」 「……?オ…おもちゃ……?」 「うん。瑞穂が調べてたヤツ」 「?」  まだ、思考回路が繋がらないのだろう、ぽやんとした顔でふにゃりと笑いながら 「健吾が…したいなら…シテ」  そんな顔でそんな事言われたらもう限界突破! ガバッと膝を抱えお姫様抱っこスタイルでベッドルームに急いだ。 ◇  あの日のようにベットに放り投げる事はなく、ゆっくりと優しく寝かす。  サイドチェストからローション、コンドーム、ディルド、ローター、エアーポンプ式の拡張用風船… 瑞穂の視線は玩具に釘付けだ。 「瑞穂は…まだ初心者だからローターで…」 「ちょっ…ちょっと待って…」 「ん?どうした?」 とってもいい笑顔になってしまった。 「オッ…オレッ……だ、大丈夫かなぁ…?」 ヒクリと頬が引きつる瑞穂。 「うん。俺に任せて…」  驚いて萎えていたペニスを扱いてクチクチと鈴口から音が鳴る。気持ち良さが戻ってきたのかさっきまで解していた孔がキュンとしまった。  仰向けに寝転がせ、胸の尖りをこね摘んでベロリと舐めるとたまらなく気持ちがイイと言う表情になる。 ギュッと抓ると痛いのか眉間にシワが寄るが、ペニスへの直接的な刺激と混ぜ合わさって気持ち良さが勝ったのか軽く震えながらはくはくと声にならない喘ぎ声を出している。  ローションをペニスの方から尻孔に流れるように垂らしヌチヌチと指で尻孔を上下になぞる。つぷっと指を1本入れてくるりと中を掻き回すと身体が小刻みに震えた。  ゆるゆると孔の中で動かす指を追いかけるように孔の中の括約筋が締まったり緩んだりしているのが分かる…  瑞穂の腰が揺れる… もっと……感じさせてあげたい…… 俺以外の何にも興味が無くなるくらい…  ローションを纏わせたルーターをヌルッと瑞穂の尻の内に呑み込ませる。 「ヒッッ……なっ……な…に…?」  スイッチを入れると内にある異物がブーンと震え始めた。 「あっ、っアッ…アッアッッ……イ…こわ…い」  瑞穂がギュッと俺の腕を掴んでくる。 強制的に与えられる快感に驚いているのか足がもじもじ動いている。  気持ちいいのか……? 表情が蕩けて…いない? 眉間のシワがキツく入ったまま時折歯を噛み締めている。握られている腕が痛む。 「ック……ッン………アンッ…アッアッーッッ」 瑞穂の顎がのけ反り、口から涎が垂れた。 「瑞穂…気持ちいい……?」  ガクガクと身体が震えて先走りの滴がパタパタッと腹に降りかかっている。もうすぐイキそうかな?と思っていたら 「ッイヤ…ッだ…ッ!!」  瑞穂はギュッと自分のペニスを根本から握りしめ、イカないように戒め、グゥ…ッと喉が鳴っていた。 「イヤッ!ック……抜いてッ…ンッ…」   イヤイヤと首を振ると涙が飛び散った。 「っっ!!」  急いでバイブのスイッチを切り、内にあったルーターを瑞穂が傷付かないようにそっと抜いた。 それだけの事にも身体が震えていた。 「…瑞穂?」 「…イヤだ。こんなの…。自分だけで…まだこんな…健吾の手じゃないと…まだ…ヤダ…」  エグエグと涙が溢れて子供のような泣き方をしている瑞穂の顔は涙とヨダレで汚れていたがそれでもなお綺麗だ。 「…こんな…の機械でなんて…お、、オレまだ健吾ので…しかイキたくないのに……」 ばかぁっと胸をドンッと叩かれた。 「っ!!ごっゴメン!!ゴメンなっ…瑞穂…」  後悔でたまらなくなって瑞穂の震える身体を優しく抱きしめると、背中に手を回してきてギュッと強く抱きついてきた。 「健吾が…シテ……健吾ので…イカせて…」 「っっ!!」 瞬間的に噛み付くようにキスをした。  歯列を割り早急に舌を捻じ込みキツく吸う。口腔内で舌が触れなかった場所はないくらいに舐め回し唾液を送り込んだ。  コクリと喉を鳴らして瑞穂は俺の唾液を飲み込む。 「上手にできました」  キレイな瞳で見上げてくる瑞穂に見惚れて微笑んだ。  散々弄ばれた尻孔はもう柔らかく緩んでいて、いきなり入れた俺の指を3本しっかり呑み込んでいた。 「……んっ… はぁ…っ……」 「瑞穂…」  ローションを足しながら3本の指を抜き差しし、バラバラと動かしながら瑞穂のイイ所にそっと触れる。 「っっ!!アッ… ハァゥ…ンッ………」  焦ったい動きに瑞穂の身体がブルブル震え始め、潤んだ熱のこもった目で俺を見つめてきた。 「けん…ご…。も、…げんかい。入れて…」  瑞穂は自らうつ伏せになり尻孔を広げて見せつけて直接誘ってきた。 「っっ!!ばっ!!」 っっ!!どこで…こんなの仕入れてきたんだ!  瞬間的に体温が上がり、カッとなって瑞穂の腰を力強く掴むと性急な動きで尻孔に屹立を当て、グッと一気に埋め込んだ。 「あーーーっっ!!……んっ…… 」 「瑞穂、ごめんね。キツイ?」 「だ、大丈夫……。ンッ…ハァ…ハ…ァ…」   瑞穂の内壁の熱さがダイレクトに感じる。 あ!……ナマ…でいれちゃった……! でも、もう止まらない… 「瑞穂、気持ちいい…ハァハァ…動いてい…い…?」  瑞穂はブンと頷き、シーツを握り締めていた。 俺はシーツを握り締めている瑞穂の手を上から優しく撫で、ギュッと握った。  ◇◇◇◇  何度かお互いにイッた後、少し落ち着いてお風呂に一緒に入る事にしバスタブに2人でのんびり浸かった。 「…瑞穂、ごめんな…」 「健吾…オレこそごめんね…イイよって言ったのに結局ダダこねて…」  後ろからギュッと抱きしめたら、ホッと力を抜いて瑞穂がもたれかかってきた。 「俺が勝手に…瑞穂が調べてたみたいだから使ってみたいのかと思って…」  パソコンでスゴイ調べていたワードだったから勘違いしてしまったらしい。反省だな。 「うん…えへへ…使ってみたい気持ちもあったし気持ち良かったんだけど……オレ、まだ健吾の形覚えてからじゃないとイヤだから…」 「っっ!!」 「健吾?……当たってる…よ?」 「今ならまだすんなり入るから…」 お風呂でもう一度…… 瑞穂、蜜月のスタートだよ。 三連休は2人で引き籠り確定。 瑞穂、パラダイスに連れて行ってあげる。 もう誰の目にも触れさせない。

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